歯周疾患の総患者数が1135万人超に 厚労省データから令徳会が分析
医療法人令徳会が運営する北海道札幌市中央区のユアーズデンタルクリニック(理事長:湯口晃弘)は、厚生労働省の患者調査をもとに「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数(推計)を分析しました。最新の2023年調査における全国の総患者数は1,135万4千人と推計され、同様の推計方法を用いた前回2020年調査の860万4千人から32.0%増加したことが分かりました。年代別では70〜74歳が128万8千人で最多となっています。

3年で275万人増 75歳以上は44.2%の伸び
厚生労働省の患者調査は3年ごとに実施され、歯科診療所を含む全国の医療機関を利用する患者を抽出して傷病別の患者数を推計しています。今回の分析は、調査日に受診していない人も含めて継続的に医療を受けている人を推計した「総患者数」を対象に行われました。
2023年調査における「歯肉炎及び歯周疾患」の全国推計は1,135万4千人(男性445万4千人/女性689万9千人)で、2020年の860万4千人(男性338万8千人/女性521万5千人)から3年間で275万人増加しました。性別では女性が全体の60.8%を占めています。
年齢別では、65歳以上が544万6千人(全体の48.0%)でした。2020年比の増加率は、男性が31.5%増、女性が32.3%増となったほか、65歳以上は29.4%増、75歳以上は208万6千人から300万9千人へと44.2%増加しています。また、患者住所地による北海道の総患者数は47万7千人(全国の4.2%)で、2020年の34万3千人から推移しています。

若い年代でも継続通院 受診の実態
高齢層の増加が目立つ一方、若い世代でも継続的に医療を受けている実態が示されています。2023年の内訳によると、20〜24歳が15万人、25〜29歳が29万1千人、30〜34歳が31万人、35〜39歳が41万人と推計されており、歯ぐきの病気は若年層でも通院対象となっています。
今回の統計について、ユアーズデンタルクリニック院長の湯口晃弘氏は、通院患者の推計であるため症状に気づいていない人は含まれていないとしたうえで、年齢にかかわらず歯ぐきの状態を定期的に確かめることが大切だとコメントしています。
統計の特性と分析の留意点

この統計は医療機関で受診している人の推計値であり、歯周病がある人の数(有病者数)そのものを示すものではありません。患者数増加の要因が受診者の増加なのか、人口の高齢化や2020年の受診控えからの戻りによるものなのかは、本統計だけでは判明しないとしています。また、本分析は数字の推移を示したもので、増加の原因を示すものではなく、相関や因果関係は検証されていません。
総患者数は平均診療間隔などを用いて算出された推計値で、推計方法は2020年調査から改定されています。このため、分析では同じ方法で推計された2020年と2023年の数値のみが比較対象とされました。各年齢階級の数値は個別に推計されているため、足し合わせても総数には一致しません。都道府県別の数値は標本が小さく誤差が大きくなるため、北海道の値は目安とされています。

- 医院名:ユアーズデンタルクリニック
- 運営法人:医療法人令徳会
- 設立:2015年9月
- 所在地:〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西1-13 ル・トロワ6F(地下鉄大通駅直結)
- 理事長:湯口 晃弘
- 診療科目:歯周外科、歯周組織再生療法、インプラント治療、審美歯科(自由診療専門)
本記事は医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックの発表(厚生労働省「患者調査」をもとに自社分析)をもとに作成しました。
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