ベジモ、ファミリーマートと自然栽培の農場を開設 企業の農福連携支援を本格展開へ
自然栽培による農産物の生産や農福連携事業を手がける株式会社ベジモは、企業における障がい者雇用支援として、自然栽培を基盤とした農福連携事業の支援を本格展開することを発表しました。その取り組みの一環として、株式会社ファミリーマートとともに千葉県柏市および我孫子市の市境に新農場「ファミベジファーム」(ベジモ柏我孫子)を開設しました。
自然栽培農場「ファミベジファーム」を開設
ファミベジファームは、障がいのある社員の活躍の場として2026年7月6日に稼働を開始しました。同農場では農薬や化学肥料を使用せず、種子消毒も行わない自然栽培に取り組んでいます。
2026年8月25日には、同農場で収穫された野菜が、ファミリーマート田町本社で開催された「障がいの理解と社員交流会」において初めて社内販売されました。
ベジモは、農場に適した圃場探しや地域・自治体との調整、設備設計、研修、運営および栽培管理、収穫物の販売・流通支援に至るまで、立ち上げから継続的な運営までを一貫して支援しています。
障がい者雇用と企業の本業をつなぐ農福連携
ベジモは、多様な作業が存在する自然栽培の現場において、個々の特性や体力に応じた役割分担を行うことで、継続して働ける環境づくりを目指しています。この取り組みは、農林水産省が策定した「みどりの食料システム戦略」の方向性にも呼応するものです。
また、収穫した野菜の社内販売や福利厚生への活用にとどまらず、将来的にはファミリーマートとベジモが連携し、農場で生産された野菜を活用した加工品や商品などの開発についても検討を進めるとしています。
ベジモの代表取締役を務める小林寛利氏は、障がいのある人が得意分野を生かして働く喜びを感じられるとともに、企業にとっても雇用が働きがいと事業価値の両方につながる環境を広げていきたいと述べています。
独自のノウハウをもとに支援を全国へ展開
ベジモは2010年から障がい者雇用を実施し、2013年には就労継続支援B型事業所の運営を開始するなど、農業と福祉を組み合わせた取り組みを続けてきました。また、大学や企業との共同研究による自然栽培の体系化や、16年間で700名以上の卒業生を輩出した「ベジモ有機農業スクール」(2026年度は全国4校で93名が受講)の運営を通じて人材育成も行っています。
同社は今後、ファミベジファームでの事例を生かし、障がい者雇用に向けた農業事業の企画から圃場選定、作業設計、販路開拓、継続的な伴走支援に至る総合的な農福連携支援を、全国各地の企業向けに展開していく方針です。
株式会社ベジモ 会社概要
- 会社名:株式会社ベジモ
- 代表者:小林寛利
- 所在地:長野県北佐久郡御代田町塩野1547-7
- 資本金:4,108万円
- 事業内容:自然栽培による農産物の生産・販売、農福連携支援、企業向け農場運営支援等
- Webサイト:https://vegimo.jp/
本記事は株式会社ベジモの発表をもとに作成しました。
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