専門・技術職の就業者が10年で28.3%増 現場職は横ばいとヒューマンリソシアが発表
ヒューマンリソシア株式会社は、10年間の人材構造の変化を職種別に分析した「人材動向レポート2026 ~職種別就業者編~」を発表しました。調査によると、専門・技術職として働く就業者が10年間で28.3%増加した一方、生産や建設、サービス提供などを担う現場職は0.8%増とほぼ横ばいにとどまっています。年齢構成においても、専門・技術職で若年・中堅層が増加するのに対し、現場職では25~44歳が減少するなど、職種ごとの人材構造の差異が浮き彫りになりました。
専門・技術職が約2割に拡大、現場職の割合は低下
2015年から2025年にかけての職種別就業者数をみると、専門・技術職は1,054万人から1,352万人へと298万人増加し、28.3%増となりました。就業者全体に占める構成比も16.5%から19.8%へと上昇し、就業者の約2割を占める規模となっています。
これに対し、生産工程や建設、サービスなどの現場職は2,977万人から3,000万人へと0.8%増にとどまりました。就業者全体に占める構成比は46.7%から43.9%へと2.8ポイント低下しています。国内の直近10年間では生産年齢人口が391万人減少する一方で就業者数は452万人増えているものの、職種間でのシフトが進んでいる傾向が示されています。
技術者が42.1%増、女性や情報通信分野の伸びが牽引
専門・技術職の内訳では、技術者の伸びが目立ちます。技術者は2015年の278万人から2025年には395万人へと117万人増加し、42.1%増を記録しました。これは保健医療従事者の23.5%増や教員の13.7%増といった他の専門職種を大きく上回る数値です。

男女別では女性の技術者が25万人から60万人へと増え、技術者全体に占める女性比率は9.0%から15.2%に上昇しました。また、情報通信業で働く技術者(ITエンジニア等)は98万人から162万人へと65.0%増加しており、女性やIT分野の技術者増が全体の拡大を支える要因となっていることがうかがえます。
年齢構成の二極化、現場職では若年・中堅が減少

就業者の年齢構成の変化では、職種による違いが顕著にあらわれました。現場職では24歳以下が39万人増、65歳以上が103万人増加した一方、25~34歳は59万人減、35~44歳は143万人減となり、働き盛り世代の減少と高齢化が同時に進んでいます。
対照的に専門・技術職ではすべての年齢階級で就業者が増加しました。特に25~34歳は82万人増を記録しており、同年代が大幅に減少した現場職とは対照的な推移をたどっています。同社は、将来の労働人口減少を見据えた人材確保や育成、配置の検討が重要になると指摘しています。
調査の概要
- 調査対象:職種分類別の就業者数(「サービス職業従事者」「保安職業従事者」「農林漁業従事者」「生産工程従事者」「輸送・機械運転従事者」「建設・採掘従事者」「運搬・清掃・包装等従事者」の7分類を現場職と定義)
- 使用データ:総務省「労働力調査」等
- データ年:2015年~2025年(年平均)
- 分析項目:産業・職業別の就業者数の推移について、職種別、男女別、年齢階級別等で分析
会社概要
- 会社名:ヒューマンリソシア株式会社
- 代表者:代表取締役 高橋 哲雄
- 所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階
- 資本金:1億円
- URL:https://resocia.jp
本記事はヒューマンリソシア株式会社の発表をもとに作成しました。
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