就活生の72.9%がうつを自覚、内定獲得後も過半数が継続 ABABA調査
株式会社ABABAは、就職活動中の大学4年生や大学院2年生を中心とする学生697人を対象に実施した「就活うつに関するアンケート調査2026」の結果を公表しました。全体の72.9%が「就活うつ」を自覚しており、そのうち40.4%が就活中に「死にたいとまで思った」と回答しています。さらに内定を獲得した学生のうち過半数が内定後もうつ状態を自覚しているなど、内定の獲得が精神的不調の解消に直結していない実態が浮き彫りとなりました。
内定獲得後も続く精神的不調と「死にたい」と思い詰める実態
調査において、就活うつを自覚した学生(508人)のうち86.2%(438人)はすでに内定を保有していました。しかし、その内定保有者の52.1%(228人)が、内定を得た後も「就活うつっぽい」状態が続いていたと回答しています。その原因としては「本当にこの企業・職種でいいか不安」(82.5%)が最も多く、「内定しても達成感がなかった」(52.6%)、「内定先に引け目を感じた」(33.3%)が続きました。
また、就活うつを自覚した学生の40.4%が「死にたい」と思ったことがあると回答しました。自覚症状としては「不安や焦りが強くなった」(84.3%)や「やる気が起きない」(66.7%)が多く挙げられ、抱いた感情では「周りと比べて劣っていると感じた」(70.7%)、「もっと頑張らなければと思った」(58.3%)、「自分だけがダメだと感じた」(54.1%)などの自己否定的な思いが目立っています。さらに影響として、選考のキャンセル(31.3%)や無断欠席(22.6%)、学業への支障(32.7%)といった行動面の変化も生じています。



文系は選考の長期化、理系は研究・授業との両立が負担に


専攻区分別のクロス集計によると、つらさを感じた最大の原因は文系(41.9%)、理系(48.4%)ともに「選考に落ちた・落ち続けた」ことでした。



一方で、その他の要因には専攻による差が見られました。文系学生は「就活が長く先が見えなかった」と回答した割合が26.7%となり、長期化による影響がうかがえます。対して理系学生は「時間的な余裕がなかった(選考日程の過密、勉強・バイトとの両立)」が14.5%となり、「授業や研究に支障が出た」とする割合も41.9%に達するなど、学業との両立に強い負担を感じている傾向が示されています。


AIへの相談行動とメンタルヘルスの相関
就活うつへの対処法としては「AIに相談した」(46.1%)が最も多く、「休息・気分転換をした」(43.5%)や「身近な人に相談した」(36.6%)を上回る結果となりました。AIに相談した学生の59.8%が「気持ちが楽になった」とした一方、「変わらなかった」(38.0%)や「かえって落ち込んだ」(2.1%)とする回答も合わせて約4割ありました。
分析によると、AI相談者は非相談者と比較して「孤独を感じた」(49.1%対36.5%)や「自分は社会に必要ない」(53.8%対38.3%)と感じる割合が高い傾向にありました。また、AIに相談して気持ちが楽になった割合は、「自分は社会に必要ない」と感じなかった学生が67.6%だったのに対し、感じた学生では53.2%にとどまりました。なお、AI相談者は身近な人(44.0%)やキャリアセンター(20.5%)への相談割合も非相談者より高く、複数の相談手段を併用している状況がみられます。
内定後の相互理解と採用のあり方
株式会社ABABAの代表取締役社長である久保駿貴氏は、内定を獲得した過半数の学生が不安やうつ状態を抱え続けている事実を受け、「内定はゴールではなく、お互いの納得感を高める対話のスタートです」と述べています。内定から入社までの期間に対話やフィードバックを通じて相互理解を深めることの重要性を指摘し、採用の成果は入社後の定着と活躍まで含めて捉える必要があるとの考えを示しています。
調査概要と会社概要
【調査概要】
- 調査名:就活うつに関するアンケート調査2026
- 調査対象:ABABAに登録している就職活動中の大学4年生、修士課程2年生を中心とする学生(学部生:84.2%、大学院生:12.8%、その他:3.0%)
- 有効回答数:697人
- 調査期間:2026年10月23日〜10月27日
- 調査方法:インターネット調査
- 調査機関:株式会社ABABA(ABABA総研)
【会社概要】
- 会社名:株式会社ABABA
- 所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿一丁目19番19号 恵比寿ビジネスタワー8階
- 代表取締役:久保駿貴・中井達也
- 設立:2020年10月19日
- 資本金:1億円
- 従業員数:100名(インターン・アルバイトを含む)
- URL:https://hr.ababa.co.jp/ababa
本記事は株式会社ABABAの発表をもとに作成されています。
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