Smartsheetが新AI機能発表 定型業務自動化やシステム統合
エンタープライズ AI ワーク マネジメント プラットフォームを提供する米国ワシントン州の Smartsheet は、2026 年 11 月4日に年次カスタマー カンファレンス ENGAGE 2026 で新しいプラットフォーム機能を発表しました。
組織が達成しようとする成果と実際に達成する成果との間に生じるギャップである「実行ドリフト」の解消に向け、新しい AI エージェント、エージェント型ワークフロー、システム統合、セキュリティ制御を導入しました。あわせて、AI ネイティブの計画および実行製品である「vsActual」も発表しています。
定型業務を引き受けるAIエージェントとワークフロー
チームが意思決定に集中できるよう、Smartsheet は日常的な作業を引き受けるエージェント型ワークフローと特化型の AI エージェントを発表しました。リアルタイムのプロジェクト データと既存ツール内のデータを活用し、実際の状況を反映させます。
発表された主なワークフローとエージェントは以下の通りです。
- エージェント型ワークフロー: 週次のプロジェクト概要やリスク・依存関係の確認といった簡単な日常業務を、自動実行される定期タスクに変換します。
- 作成エージェント: 簡単な言葉で表現された目標を実際に機能するプロジェクトに変換し、シート、ダッシュボード、レポート、自動化を前提としたものを数分で構築します。
- データ品質エージェント: オンデマンドまたはスケジュールに基づいてシートをレビューし、重要度に応じて問題にフラグを立てます。
特化型エージェントは、ユーザーが Smart アシストや接続された AI ツールに依頼することで、設定や管理を必要とせず対応します。
外部ツールと連携する新たな統合機能
Smartsheet は毎月 2,770 億行の業務データを接続しており、人と AI が同じ全体像に基づいて作業できるよう、システム接続を簡単に行える統合機能を発表しました。
- ネイティブ統合: ServiceNow、Microsoft Dynamics 365、HubSpot、Workday と自動接続し、手動更新なしでデータ同期を維持します。今後も四半期ごとに追加リリースされる予定です。
- 統合エージェント: GitHub、Zendesk、Airtable、Monday.com から開始され、依頼するだけで外部ツールのデータを Smartsheet に取り込めます(smartsheet.com/eap から早期アクセス)。
AI 運用の安全性を高めるため、セキュリティ制御策の導入や国際的な認定・評価の取得も発表されました。IBM の『2026 年データ侵害のコストに関する調査』では、侵害を受けた組織の 68% が AI を管理したり不正使用を検出したりするための AI ガバナンスを備えていなかったとされています。
セキュリティとガバナンスに関する発表内容は以下の通りです。
- ISO/IEC 42001 認定: 独立監査人による審査を受け、責任ある AI 管理に関する国際標準を満たしていることが確認されました。
- IRAP 評価: オーストラリア政府独自のセキュリティ マニュアルに照らし、公共機関の機密情報を扱うのに十分安全であることが第三者的に確認されました。
- セキュリティ イベント ストリーミング: Splunk や Microsoft Sentinel などのセキュリティ監視ツールに監査イベントをほぼリアルタイムで送信します。
- データ分類: Smartsheet Safeguard で提供を開始し、管理者が定義した機密性ラベルをユーザーが適用できるようにして、一元化されたレポートと監査証跡を提供します。
Smartsheet Japan 代表執行役社長の大澤毅は、既存システムに分散した情報をつなぎ、社内ルールや権限に沿って AI エージェントが進捗確認やフォローアップを担うことで、人と AI、システムをつなぐ「実行ハブ(Execution Hub)」を目指す意向を示しています。
Smartsheet について
Smartsheet は、AI を活用したエンタープライズ ワーク マネジメント プラットフォームです。
- 所在地: 米国ワシントン州
- 主要機能: プログラムの計画策定、グループ横断の業務進捗管理、定型プロセスの自動化、リアルタイムの進捗把握
- 実績: フォーチュン 500 企業の過半数を含む組織、数百万のユーザーに利用
- URL: https://jp.smartsheet.com/
本記事はSmartsheetの発表をもとに作成されました。
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