多摩市でシニアと多摩大生がXを活用し日常交流する実証実験を実施
東京都多摩市で、2026年5月12日から9月29日までの約4か月間、地域のシニア世代と多摩大学の杵渕洋美ゼミ学生がSNSの「X(旧Twitter)」を活用して日常的に交流する「#今日の○○さん」企画の実証実験が実施されました。本企画は、多摩市と連携協定を結ぶIーレジリエンス株式会社が共催する「レジリエントライフプロジェクト」の一環として開催されたものです。企画運営として株式会社博報堂、体験協力としてX Corp. Japan株式会社が協力しました。
平時からの繋がりで災害時の共助を目指す「#今日の〇〇さん」
「#今日の〇〇さん」企画は、多摩市に在住のシニア世代(60~80代)と多摩大学の学生が、SNSの「X」を活用して日常の写真や文章を投稿し合い交流する取り組みです。距離や時間に関係なく、「投稿」や「いいね」「返信」のリアクションを通じてゆるやかに繋がり、世代間交流を深めることを目的としています。単発の繋がりになりがちな既存の地域交流イベントから一歩進め、Xでの交流を通じて繋がりを日常化することで、平時から共助のネットワークを育み、災害などの“もしも”の時に助け合える関係性の構築を目指しています。
対面交流会で安心なコミュニティ環境を構築

企画開始に伴い、2026年5月12日に対面交流会が実施されました。シニア世代と学生の混合チームを組成し、学生がサポートしながらXアカウントの開設やプロフィール作成を行いました。安全性を重視し、参加者のアカウントを非公開に設定したほか、Xの「リスト機能」を活用して参加者限定のタイムラインを作成し、クローズドなコミュニティ環境を整えました。
交流会の後半では、参加者が「得意なこと・好きなこと(料理、園芸、散歩など)」をテーマに初めての投稿に挑戦しました。会場内では集合写真を撮影したり、「#今日の○○さん」という共通ハッシュタグをつけたりして発信を行い、お互いに「いいね」や「返信」を送り合う練習を通じてSNSコミュニケーションの楽しさを体験しました。
4か月間の交流継続と報告会の実施
対面交流会を皮切りに、参加者は4ヶ月間にわたり週1回以上の投稿を目安にXでの交流を継続しました。多摩大学の学生チームリーダーを中心に定期的なオンライン定例会などを実施し、モチベーションの維持や繋がりをサポートしました。実施期間終了後の9月29日(火)には、交流を通じて得られた気づきや変化を共有する報告会が開催されました。
参加した学生からは「同級生や上の世代の人の日常を知ることができて楽しかった」といった感想のほか、世代間の価値観の違いによるコミュニケーションの難しさや、普段Xを利用しない人への情報伝達の難しさを実感したという声が寄せられました。また、シニア世代からは「地域の活動や立場を超えて交流が生まれ、新しいつながりができた」という声や、より多くの世代に届く発信方法の工夫を求める意見が挙がりました。
レジリエントライフプロジェクトは、自然災害や社会、個人に起因するあらゆるリスクを乗り越えるための「レジリエンス」を高め、豊かな生活の実現を目指す取り組みです。日常生活からレジリエンスを高めることで生活者の意識向上による自助と自治体や企業の共助の力を高め、自然災害への対応力の底上げにつなげるとしています。プロジェクトでは今後も地域の世代間交流を促進し、平時からの繋がりを通じた「安全でレジリエントなまちづくり」に貢献する新たなソリューションを提供していく方針です。
プロジェクトに関する情報は以下の通りです。
- 公式サイト:https://resilient-life-project.i-resilience.co.jp/
- 運営事務局:Iーレジリエンス株式会社 レジリエントライフプロジェクト事務局(メールアドレス:rlp@i-resilience.co.jp)
本記事はIーレジリエンス株式会社の発表をもとに作成されています。
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