Dellows News

SET、人が来続けるまちの構造を問うポッドキャスト配信を開始

岩手県陸前高田市で活動する認定NPO法人SETは、人が訪れ続ける地域の仕組みを考察するPodcastシリーズ「人が来続けるまちの構造——それは、移植できるのか」の配信を2026年8月28日に開始した。ゲストに同法人理事の加藤遼氏を迎え、全3回にわたり毎週金曜日に配信される。配信プラットフォームはSpotifyとAmazon Musicである。

地域の「再現性」と非言語の共有を問う

15年間でのべ3万人以上の若者が活動し、現在も毎年3,000人以上が訪れる陸前高田市において、SETは民泊や浜野菜、剣舞といった取り組みを土地や住民との関係のなかで育んできた。本シリーズでは、他地域での画一的な複製ではなく、経験を通じてしか渡せない世界観をどのように広げていくかという構造的な問いに向き合う。加藤氏は収録の中で、根底にある世界観は言葉や研修ではなく経験でしか移らないと言及している。

全3回で紐解く関係人口と学びの旅

配信される各エピソードでは、関係人口の構造や旅のあり方について議論が展開される。

  • 第1回(8月28日配信)「人は集めるのではなく集まる——関係人口を成り立たせる3つの立場」:訪問者、受け入れ住民、コーディネーターの3つの視点から、人が集まる構造や意識の変化を取り上げる。
  • 第2回(9月4日配信予定)「観光とは、地域の光を見ること——消費する旅から、学ぶ旅へ」:観光の語源を起点に、消費する旅と何かを生み出すための旅の違いを問い直す。
  • 第3回(9月11日配信予定)「非言語でしか渡せないものがある——移植の条件とは」:現場での作業を通じた長時間の非言語共有が、構造の継承に不可欠である理由を探る。

認定NPO法人SETの概要と実績

SETは東日本大震災が発生した2011年以降、岩手県を中心とした地域で若者と住民が学び合う仕組みづくりを行っている。修学旅行民泊や大学生・社会人向けプログラムなどを展開し、2024年度は年間5,000人以上が参加した。過去には内閣総理大臣賞を2度受賞している。

  • 団体名:認定特定非営利活動法人SET
  • 所在地:岩手県陸前高田市広田町字山田52-6
  • 代表者:理事長 三井俊介
  • 設立:2011年3月12日(法人化:2013年6月18日、認定取得:2025年10月16日)
  • 公式サイト:https://www.nposet.org

本記事は認定NPO法人SETの発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間