加藤真平文化財団が設立 科学技術と文化芸術を地域に広げる活動を展開へ
オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」の開発を主導する株式会社ティアフォーの代表取締役CEOである加藤真平氏が、一般財団法人加藤真平文化財団を2026年11月3日に設立しました。
同財団は「移動の先にある、豊かな社会と文化を創る」を理念に掲げ、東京都新宿区に拠点を置き、代表理事には新海正史氏が就任しています。科学技術と文化芸術に触れる機会を地域に広げ、一人ひとりの可能性と地域に根づく文化を育むことを目指して活動を進める方針です。
三つの活動領域と設立の背景
本財団は「移動できる社会」から「移動したくなる社会」への発展を目指し、住む地域によって学びや文化体験の機会が限られることのない環境づくりに貢献するとしています。具体的な活動として以下の三つを柱に掲げています。
- 次世代に向けた科学技術コミュニケーション:AI、自動運転、ロボティクスなどを題材に、子どもたちの好奇心、創造力、課題解決力を育む体験型の学びや連携機会を創出する。
- 舞台芸術を中心とした文化芸術支援:地方公演や鑑賞機会の拡大、創作者と地域の人々との交流、舞台芸術に携わる人材育成と持続的な活動環境づくりに取り組む。
- 知と人の交流促進:研究者、起業家、文化芸術関係者など多様な分野の人々と地域住民が直接対話できる機会を創出し、都市部に集中しがちなネットワークへのアクセスを広げる。
2027年の活動計画と舞台芸術を担う劇団の公募
活動初年度となる2027年には、主に中学生・高校生を対象とした地域連携プログラムを計画しています。2026年9月に日本科学未来館で開催された「オープンソース自動運転」プロジェクトの体験イベントを基に、自動運転やロボットなど現実世界で動作するAIを支えるプログラミングの基礎を学ぶ体験型教育を実施する予定です。
あわせて、受講生とその家族による舞台芸術鑑賞や、関係者と地域住民の対話・交流を組み合わせる計画です。
また舞台芸術支援の一環として、東京の小劇場を主な活動の場とする劇団を対象に、地方都市での公演と地域交流に取り組む劇団の公募を行います。学校の演劇部等との交流など地域とのつながりを育む活動を支援する方針で、選定結果は2026年11月中に別途発表される予定です。
設立者および代表理事の思い
設立者で評議員を務める加藤真平氏は、自動運転技術を通じて移動を自由で安全にする取り組みを進めてきた背景に触れ、技術がひらく可能性を人々の暮らしの豊かさにつなぎ、学びと文化が地域で受け継がれる環境を育てたいとの思いを述べています。
代表理事の新海正史氏は、自動運転の社会実装に携わる中で技術の価値を人生の豊かさにつなげる重要性を感じてきたとし、優れた作品や才能があっても活動環境が十分に整っているとは限らない現状を踏まえ、担い手の挑戦を支え地域に文化が根づく活動を継続していく姿勢を示しています。
財団の概要
- 名称:一般財団法人 加藤真平文化財団
- 所在地:東京都新宿区
- 代表理事:新海正史
- 活動分野:科学技術コミュニケーション/文化芸術支援/知と人の交流促進
- 公式WEBサイト:https://shinpeikato-fdn.org
- お問い合わせ:加藤真平文化財団 事務局(E-mail:info@shinpeikato-fdn.org)
本記事は一般財団法人加藤真平文化財団の発表をもとに作成されています。
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