コムスクエアが統合監視ソフトの最新版パトロールクラリスVer.6.1.0をリリース
株式会社コムスクエアは、エージェントレス型のサーバ・ネットワーク統合監視ソフトウェア「パトロールクラリス(PATROLCLARICE®)」の最新バージョンとなる「バージョン6.1(Ver.6.1.0)」をリリースしました。
本バージョンでは、大規模インフラの監視ニーズに対応するため、一部の監視において監視待ち時間の延長やWindows向けSSH接続方式を実装しています。さらに、障害状況を把握できるダッシュボード機能の新設や二要素認証への対応、設定自動化、Microsoft Teams連携などの機能拡充が行われました。
大規模システム監視に向けたパフォーマンスの強化
企業のクラウド移行やハイブリッドインフラ拡大に伴い、監視対象機器の増加や取得メトリクス肥大化によるタイムアウト、ネットワーク負荷が課題となっていました。Ver.6.1ではこれらの課題に対応し、パフォーマンスや監視品質の強化を図っています。
- 監視待ち時間の延長(最大270秒): 従来の「35秒以内」という制限を撤廃し、最大270秒まで設定可能としたことで、大規模環境でのタイムアウト発生を抑制します。
- Windows接続方式に「SSH接続」を実装: 従来の「PowerShell over SSH(PWSH)」の後継となる方式を追加し、Windowsサーバー大規模監視時の負荷を回避して安定化を実現します。
- 監視処理タイミングの分散調整機能: PING、SNMP、ポート監視などで待機パラメータを指定可能とし、処理開始タイミングを分散させてネットワーク負荷を低減します。
状況把握を迅速化するダッシュボード機能の新設
HOME画面に新設されたダッシュボード画面では、画面遷移を行うことなく同一画面上でリアルタイムに状況をモニタリングできます。
- カスタムグラフ
- 現在発生中のアラート情報
- マップ
これらの要素を同一画面に集約することで、大規模かつ複雑化したインフラ環境における障害検知時の初動対応スピードと状況把握の視認性向上を図ります。
セキュリティガバナンスの強化として、管理画面ログイン時にユーザー単位で設定可能な「二要素認証(2FA)」を有償オプションとして追加しました。認証方式は、TOTP(Google Authenticatorなどの認証アプリ)およびメールアドレス認証に対応しています。
また、運用の効率化に向けて以下の機能が実装されました。
- 監視設定の自動化: 新規登録時に標準的な閾値やテンプレートを自動適用し、個別登録の手間を削減します。
- 設定の一括削除機能: 監視設定や対象、グループ、マップ、テンプレートなどの一括削除に対応し、棚卸し作業を迅速化します。
- ベンダーツール連携によるハードウェア監視: Dell社製(センサー情報・ストレージ)およびHPE社製サーバを対象に、FAN・温度・電源・バッテリ等の状態監視を容易に設定できます。
- 外部連携の拡充: 従来のSlackに加え、Microsoft Teamsをアラート通知や作業状況変更、システムのヘルスチェック通知先として指定可能になりました。
既存環境向けアップデートと提供形態
現在利用中の環境に合わせたアップデート方法が用意されており、詳細は利用者向けサポートサイト「マイパトロールクラリス」を通じて案内されます。
同製品は、監視対象サーバーにエージェントソフトを導入することなく、ネットワーク機器・クラウド・オンプレミス環境の統合監視や障害検知を行うソフトウェアです。エンタープライズ企業の大規模なシステム監視・運用管理基盤のほか、データセンターやMSP事業者のサービス提供基盤として採用されています。
本記事は株式会社コムスクエアの発表をもとに作成されています。
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