Dellows News

KANNONが桑名市に三重支店を開設 市のスタートアップ誘致第1号に

AIエージェント構築サービスなどを手掛ける株式会社KANNONは、2026年10月中旬に三重県桑名市内に新拠点となる三重支店を開設しました。これに先立ち、2026年10月5日には桑名市の伊藤徳宇市長と同社代表取締役CEOの山下青夏氏による合同記者会見が実施されました。今回の進出は、同市が進めるスタートアップ誘致の第一号であり、同社と共創してきたスタートアップが桑名市内に拠点を構える初めての事例となります。

桑名市との連携の経緯と拠点設立の背景

愛知県名古屋市に本社を置く株式会社KANNONと桑名市の関係は、2024年1月に桑名市内で開催されたイベント「くわなスタートアップサミット『開国~KAIKOKU~』」に山下氏が登壇したことから始まりました。以降、ウェブサイトにアクセシビリティ機能を追加するプラグイン型SaaS「フェアナビ」の実証実験を経て、桑名市公式ホームページへの正式導入に至っています。

その後、名古屋市内のスタートアップ拠点「STATION Ai」で同社が桑名市スマートシティ推進課の担当者に相談したことが契機となり、支店開設の検討が進められました。同施設には伊藤市長も視察に訪れるなど、約2年にわたる協業の積み重ねがありました。

同社はこれまで名古屋市を中心に事業を展開しており、隣接する三重県内の企業へのアプローチに課題を抱えていました。一方、桑名市は「くわなスタートアップ・オープンフィールド戦略」を策定し、2024年度から事業共創プログラム「MASH UP! KUWANA」を実施するなど積極的な姿勢を示しており、これらの協業実績と環境が重なり拠点設立が決定しました。

三重支店の概要と業務内容

新拠点の概要は以下の通りです。

  • 名称:株式会社KANNON 三重支店
  • 所在地:三重県桑名市大字安永623-1
  • 開設:2026年10月中旬
  • 主な業務:三重県内企業向けのDX支援・AI活用支援、「オペレス」等の導入提案・サポート

地域展開の狙いと今後の取り組み

三重支店の開設を通じ、同社は三重県内の中小企業に対する直接的な営業およびサポート体制を構築します。桑名を拠点とした訪問による業務課題のヒアリングのほか、AIエージェント構築サービス「オペレス」の導入提案を中心としたDX支援・AI活用支援を進める計画です。これにより、専任担当者がいない企業でも売上日報作成や請求書処理、議事録作成などの自動処理を可能にし、「オペレーションレス経営」の実現を支援します。あわせて、現地での採用を通じた地域のDX人材育成や雇用創出にも取り組む方針です。

合同記者会見において、伊藤市長は「三重支店の開設を機に、これまで支援が行き届きにくかった三重県内の中小企業の皆様にもDXの波が広がり、地域全体の活力につながることを期待しています」と述べました。また、株式会社KANNON代表取締役CEOの山下氏は、桑名市の支援体制への感謝を示したうえで、三重県内の企業へAI活用の力を届け、桑名から地域全体のDXを後押ししていきたい旨を表明しました。

株式会社KANNONの概要

  • 商号:株式会社KANNON
  • 代表者:代表取締役CEO 山下青夏
  • 所在地:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2-32 (STATION Ai内)
  • 設立:2023年11月
  • 事業内容:ウェブアクセシビリティSaaS「フェアナビ」、AIエージェント構築サービス「オペレス」の開発・提供、中小企業向けAI研修事業 ほか
  • URL:https://kan-non.jp/

本記事は株式会社KANNONの発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間