BS日テレ、磯田道史の歴史をゆく特番で江戸城の遺構や勝海舟の新史料を放送へ
BS日テレで放送中の歴史同行取材番組「磯田道史の歴史をゆく」において、特別番組「磯田道史の歴史をゆく家康と勝海舟 江戸城の真実2時間スペシャル」が2026年11月4日(水)よる8時から放送されます。
番組では、歴史学者の磯田道史と城郭考古学者の千田嘉博が、日比谷公園や虎ノ門など現在の東京に残る江戸城の遺構を現地調査します。


あわせて大奥のインフラ事情の考察や、幕末に江戸無血開城の立役者となった勝海舟に関するメディア初公開の新史料などが取り上げられます。
江戸城の遺構調査と徳川家康の都市計画
番組では、日比谷公園や虎ノ門駅の地下に残るリアルな石垣群を現地調査し、徳川家康の「エターナル江戸城」構想を検証します。
一般的な城と異なり外堀が渦巻き状に広がる「のの字型」外堀の構造から、街の発展に合わせて拡大を続ける「成長する城(エターナルキャッスル)」としての都市設計を取り上げます。
また、軟弱地盤を克服して耐震性を高めた新技術「大チキリ」や「敷金」について紹介するほか、全国の大名が奔走した「天下普請」の背景についても解説します。
大奥の半地下通路「下行道」と衛生インフラの考察

数百人の女性が暮らした男子禁制の空間「大奥」について、金沢城の遺構調査や明治宮殿の設計図を手がかりに、衛生やインフラの事情を考察します。
テレビ初公開として、御殿の床下に張り巡らされていたとされる半地下通路「下行道」の存在から大奥の実態を取り上げるほか、講談師・神田あおい氏による大奥怪談の特注講談や、磯田道史による即興講談も放送されます。
天守が再建されなかった背景と幕府の思想転換
明暦の大火で焼失した後、立派な天守台が作られながらも天守閣が再建されなかった江戸城の背景について検証します。
その要因として、3代家光の弟である保科正之による「天守よりも民のために両国橋を架けるべき」という判断を取り上げます。「武力による威圧」から「人命・社会インフラ最優先」へと方針を変更した、徳川幕府の思想転換について読み解きます。
勝海舟に関する新史料と無血開城の裏側
大田区の勝海舟記念館にて今秋に発表された新史料を、メディア初公開として紹介します。
新政府軍との交渉に向かおうとした勝海舟を徳川慶喜が急遽引き留めた理由について、書状に残された「勝は千両箱ゆえ、容易に人に取られ候事は大変也」という記述をもとに解説します。慶喜が勝を手放さなかった背景や、山岡鉄舟が先に駿府へ向かうことになった駆け引きの真相に迫ります。
番組概要
- 番組名:磯田道史の歴史をゆく家康と勝海舟 江戸城の真実2時間スペシャル
- 放送日時:2026年11月4日(水) よる8時~9時54分
- 出演:磯田道史(歴史学者、国際日本文化研究センター 教授)、千田嘉博(城郭考古学者、名古屋市立大学 高等教育院 教授・奈良大学 文学部 特別教授)、田中道子
本記事はBS日テレの発表をもとに作成しています。
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