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NPO IT支援ネットワークが非営利団体向け無料IT伴走支援の募集を開始

東京都港区に拠点を置くNPO IT支援ネットワークは、非営利団体を対象とした無料のIT伴走支援について支援先団体の募集を開始する。現役のITエンジニアがプロボノとして参画し、寄付者や会員データの整理からAI導入まで費用負担なしで支援を行う。システムの未活用や手作業による業務負担を解消し、スタッフが本来の支援活動に充てる時間を増やすことを目指している。

団体の実務に合わせたITツールの活用を支援

支援の対象となるのは、NPO法人・社会福祉法人・公益法人・一般社団法人(非営利型)などの非営利団体で、費用は無料となっている。支援に伴う費用は一切発生しない。支援内容は各団体の状況とプロボノメンバーのスキルに応じてすり合わせが行われ、希望に沿えない場合もあるとしている。

支援対象のツールや業務内容は多岐にわたる。

  • Salesforce(Nonprofit Cloud Enterprise Edition):顧客情報の一元管理、見積書・請求書作成、寄付・募金活動の管理、支援者への案内メール、期末の会計処理
  • Google Workspace:Gmail、Google ドライブ、Google Meet、Google Chat、Google Keep、Google フォーム、Google スプレッドシート、Google スライド/ドキュメントを活用した業務基盤の整備
  • Microsoft 365(Business Basic):Outlook、OneDrive、Teams、Excel、Word/PowerPointの活用支援
  • AI導入支援:NPO支援AIツール、ChatGPT(文章生成・要約)、Canva AI(画像・デザイン)、AI議事録作成ツール、AI翻訳・添削、Copilotプロンプト作成を活用した広報文や議事録、助成金申請書の草案作成支援など

支援の流れは、オンラインでのヒアリングから支援範囲の合意、構築・設定を経て、団体内で自走できるようレクチャーを実施する形をとる。

手作業の自動化や自走化を進めた導入事例

過去の支援事例として、開発途上国で教育支援を行う公益財団法人への取り組みがある。同法人ではSalesforceを導入していたものの、標準の画面や項目が多く活用しきれていなかった。支援では、よく使う機能を集めた支援者管理アプリの構築や管理ルールの統一、タブ・一覧画面の整理を行い、クラウドファンディング参加履歴の手入力や表記ゆれによる集計漏れを解消した。

また、世界各地で難民・災害支援を行う国際NGOの事例では、寄付管理と情報共有のバックオフィス業務を効率化した。SalesforceとSlackを連携させたスタッフ間への自動通知の構築に加え、手作業で行われていた寄付データのSalesforce用フォーマットへの変換をGAS(Google Apps Script)で自動化した。さらに重複・一致ルールの設定方法をレクチャーし、団体内での自走化につなげている。

申込手順とプロボノエンジニアの募集

支援の申し込みは、公式サイトのお問い合わせフォームから随時受け付けている。フォームから団体名、活動内容、現在のITの困りごとを送信した後、30分程度のオンラインヒアリング日程が案内され、支援範囲をすり合わせた上で支援が開始される。

あわせて同団体では、支援に携わるプロボノメンバーも募集している。Salesforce、Google Workspace、Microsoft 365、生成AIの活用、業務設計などのスキルを持つエンジニアの参画を呼びかけており、公式サイトから受け付けている。

NPO IT支援ネットワークの概要

NPO IT支援ネットワークは、「居場所と仲間を持ってイキイキと生きる社会の実現」を目指し、非営利法人(NPO法人・社会福祉法人・公益法人等)に特化したIT・DX支援を無償で行う非営利組織である。Salesforce、Google Workspace、Canvaなどの非営利団体向け無償ツールを活用し、コストをかけない業務効率化を支援している。

  • 団体名:NPO IT支援ネットワーク
  • 所在地:東京都港区新橋3-9-10 天翔新橋ビル7F
  • 公式サイト:https://npoitsupport.org/
  • お問い合わせ:https://npoitsupport.org/contact/

本記事はNPO IT支援ネットワークの発表をもとに作成。

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