求人原稿のノルマなし記載は3% Shakeが支援先107社のテキストを分析
求人媒体の運用代行サービス「HRShaker」を運営する株式会社Shakeは、支援先の中小企業107社における求人原稿5,578本のテキスト分析を実施し、訴求ワードの使用率に関する調査結果をまとめた。分析によると、求職者の懸念に対応する「ノルマなし」の記載は3%にとどまるなど、すでに自社にある条件が原稿に反映されていない状況が浮き彫りとなった。同社は、社内では当たり前となっている事実を求職者目線で掘り起こすことの重要性を指摘している。

求人の訴求力を向上させる際、多くの企業は給与アップや手当新設などコストのかかる改善を検討しがちであるものの、原稿5,578本の分析からは、すでに社内にある要素が記載されていないケースが多いことが判明した。

象徴的な例として挙げられているのが「ノルマなし」という表現である。営業・販売職を避ける求職者の多くは仕事内容そのものではなく「数字に追われる働き方」を恐れており、中小企業においてノルマを課していない職場は少なくない。しかし、実際に原稿に「ノルマなし」と記載している求人は3%にとどまっている。
同様の傾向は「冷暖房・空調」というワード(使用率2%)にも見られる。工場の暑さ寒さは軽作業求職者の切実な関心事である一方、空調の効いた職場で働く会社ほどそれを訴求と捉えない傾向がある。なお、同社の支援先である北陸のランドセル製造業では、「冷暖房完備の快適な職場」をタイトルに掲げて9ヶ月で105応募を集めた実績があり、使用率2〜3%の訴求は競合が少ない領域となっている。


訴求が記載されない3つの理由
支援現場でのヒアリングによると、書ける条件が原稿に記載されない背景には以下の3つの理由があるとしている。
- 当たり前化:社内の常識であるほど、求職者にとって重要な情報であるという発想が生まれない
- 謙遜と不安:「ゆるい会社に見えないか」という心配がある(実際には「目標はあるが個人ノルマなし」などの表記で対応可能)
- 原稿の作り手が求職者の不安を知らない:社歴の長い担当者が作成するため、営業職に対する不安などの感覚を忘れてしまっている
社内の当たり前を求人に生かす4つのステップ
同社は「社内の当たり前」を求人に反映させるための方法として、以下の4点を挙げている。
- 営業・販売職の募集なら、ノルマの有無と評価の仕組みを明記する(ないなら「ノルマなし」、あるなら「チーム目標のみ・個人ノルマなし」等、事実を正確に)
- 現場の環境(空調・重量物の有無・立ち仕事か座り仕事か)を求職者の不安目線で書き出す
- 新入社員や面接応募者に「入社前に不安だったこと」を聞き、その答えを求人の見出しに生かす
- 書いた訴求は嘘にならないよう運用とセットで守る(「ノルマなし」と記載して詰める職場環境では採用後の定着につながらないため)
調査概要と会社概要
【調査概要】
- 分析主体:HRShaker(株式会社Shake)
- 分析対象:当社が採用支援を行う中小企業107社のIndeed・Airワーク採用管理の求人原稿5,578本のテキスト分析
- データ期間:2025年5月〜2026年8月
- 注記:使用率は該当ワード(表記ゆれ含む)を含む原稿の割合。応募数はWeb経由のみ計上。数値は小数第2位を四捨五入
【株式会社Shake 概要】
- 会社名:株式会社Shake
- 所在地:富山県富山市上袋599−1/東京都目黒区青葉台2-17-11 202
- 代表者:西野集
- 事業内容:中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」の運営
- 会社URL:https://shakeinc.co.jp/
本記事は株式会社Shakeの発表をもとに作成されています。
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