AI検索で自社サイトが根拠の企業は言及割合が約7倍に Iteraが調査結果を公表
株式会社Iteraは、AI検索での企業の言及・引用を計測するツール「LLMOチェキ」の計測データをもとに、主要な生成AIサービスが回答の根拠として示したWebサイトの引用動向を分析しました。直近30日で120万件を超えた引用データを分析した結果、AIの回答で自社名が挙がる割合は、自社サイトが根拠として使われているかどうかで約7倍の差があることが分かりました。
一方で、AIが示す根拠の95%以上は自社以外の第三者サイトであり、参照されやすいサイトの傾向はAIサービスごとに大きく異なっています。
自社サイトが根拠に含まれる企業は言及割合が約7倍に
自社サイトが根拠全体に占める割合と、AIの回答に企業名が挙がる割合(平均)を分析したところ、以下の結果となりました。
- 自社サイトの割合 0%:4.7%
- 自社サイトの割合 0〜2%:18.7%
- 自社サイトの割合 2〜5%:20.3%
- 自社サイトの割合 5%以上:32.3%
自社サイトがわずかでも根拠に入っている企業は、まったく入っていない企業に比べて名前が挙がる割合が約4倍となり、この傾向はすべてのAIサービスに共通して見られました。なお、本結果は相関関係を示すものであり、因果関係を証明するものではないとしています。
根拠の95%以上は第三者サイト、AIサービスごとに異なる引用傾向
AIが示す根拠のうち企業の自社サイトは1〜3%にとどまり、95%以上は第三者のサイトでした。根拠として多く使われる第三者サイトは、AIサービスごとに明確な違いが出ています。
- Perplexity:PR TIMES(約1.2万件)、note(約1.1万件)が突出
- ChatGPT:厚生労働省や自治体などの公的機関、食べログなどの大手ポータル
- Claude・Gemini:一休、ホットペッパー、Retty、オズモール、mybest、ITトレンドなどの予約・比較サイト
- GoogleのAI Overview・AIモード:Google自身のサービス(Googleビジネスプロフィール等)とYouTube
なお、海外で重要とされることの多いWikipedia、Reddit、G2は、いずれのAIサービスでも数十件程度の引用にとどまりました。
公開記事の約3割がAIの根拠に、45日間で言及率が低下したAIも
対象企業が90日間に公開した記事160本のうち、50本(31%)がAIの回答の根拠として使われました。公開から初めて根拠に使われるまでの日数は中央値14日、最短2日でした。反応が早かったのはClaude、Perplexity、ChatGPTの順で、GoogleのAIモードでの使用は20件でした。
また、同じ企業の45日間の変化(平均)では、AIサービス側で根拠に選ぶサイトの傾向が変化している影響などから、名前が挙がる割合に差が生じています。
- ChatGPT:+1.8ポイント
- AI Overview:+2.0ポイント
- Claude:−2.2ポイント
- Gemini:−2.3ポイント
- AIモード:−7.5ポイント
代表取締役の武藤尭行氏は、AI検索ではサービスごとに根拠に使うサイトが異なり短期間で傾向が変わるため、自社がどのAIでどのサイトを経由して紹介されているかを把握することが必要であると指摘しています。
調査概要とツールについて
本調査の概要は以下の通りです。
- 調査名:AI検索の言及・引用傾向に関する実測分析
- 調査主体:株式会社Itera(LLMOチェキ)
- 調査対象:LLMOチェキで計測中の約250プロジェクト(店舗ビジネス中心)
- 対象AIサービス:ChatGPT、Gemini、Perplexity、Claude、Google AI Overview、Google AIモード
- 調査期間:直近90日(根拠サイトの分析は直近30日、変化の分析は同一プロジェクトの45日間)
- 備考:数値はすべて実測値。対象に店舗ビジネスが多いため、予約・口コミサイトが上位に出やすい構成
LLMOチェキは、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Claude、Google AI Overview、AIモードなど8つのAIエンジンを横断し、自社や競合が回答に登場する割合と根拠サイトを日次で計測する国産ツールです。月額29,800円(税別)から利用可能で、7日間の無料トライアルを提供しています。
本記事は株式会社Iteraの発表をもとに作成しました。
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