東京フィル、チョン・ミョンフン指揮で東京3公演と韓国・釜山特別演奏会を開催
公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団は2026年10月、名誉音楽監督のチョン・ミョンフンによる指揮のもと、ヴァイオリニストのマキシム・ヴェンゲーロフを迎えて東京での定期演奏会3公演と韓国・釜山での特別演奏会1公演を開催した。東京公演の全3公演は完売となり、釜山公演を含めた全4公演を終了した。釜山公演は、チョン・ミョンフンが2023年から芸術監督を務める釜山市の事業組織「クラシック・プサン」からの招聘によって行われた。

完売を記録した東京定期演奏会と演奏プログラム









東京公演では、マキシム・ヴェンゲーロフによるシベリウスのヴァイオリン協奏曲が演奏された。ソリスト・アンコールとして、10月15日、18日、20日にはJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調より第1楽章アダージョ、10月16日には無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調より第3楽章サラバンドが披露された。プログラム後半では、ベートーヴェンの交響曲第7番が演奏された。
チョン・ミョンフンとマキシム・ヴェンゲーロフは、昨年の「ヨーロッパ・ツアー2025」でも共演しており、アントワープ、トゥールーズ、バルセロナ、ウィーン、ルガーノの5都市すべてにおいて完売を記録していた。今回の東京公演は、10月15日のサントリーホール、10月16日の東京オペラシティ コンサートホール、10月18日のBunkamuraオーチャードホールの全3公演がいずれも完売となった。
21年ぶりとなる釜山公演と韓国との音楽交流
東京での3公演を終えた翌日、東京フィルハーモニー交響楽団の一行約80名は韓国・釜山へ向かった。会場となったのは、2025年6月に開館した釜山初のクラシック音楽専用ホールである「釜山コンサートホール」で、10月20日に行われた公演のオーケストラ・アンコールではブラームスのハンガリー舞曲第1番が演奏された。
公演に先立ち、韓国の全国紙『国民日報』にはクラシック・プサンのパク・グンイル代表職務代行のコメントが掲載された。パク氏は、長年にわたり音楽的なパートナーシップを築いてきたチョン・ミョンフンと東京フィルハーモニー交響楽団による演奏への期待を表し、世界最高水準の音楽を間近で体感できる意義深い機会となることを願う旨を述べた。
チョン・ミョンフンと東京フィルハーモニー交響楽団による釜山訪問は、2005年以来21年ぶりとなった。同楽団は2024年5月の韓国3都市4公演でのツアーや、2025年3月の日韓国交正常化60周年記念特別演奏会など、韓国との音楽交流を継続して重ねている。
2027年2月の定期演奏会予定
東京フィルハーモニー交響楽団は、チョン・ミョンフン指揮による今後の公演として、2027年2月の定期演奏会を予定している。
- 2027年2月18日(木)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
- 2027年2月24日(水)19:00 サントリーホール
曲目は、キム・セヒョンを迎えるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番と、石丸由佳を迎えるサン=サーンスの交響曲第3番『オルガン付き』が予定されている。
公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団の概要
東京都新宿区に拠点を置く東京フィルハーモニー交響楽団は、1911年に創立された約160名のメンバーを擁するオーケストラで、理事長は三木谷浩史が務める。指揮者陣には以下の音楽家が名を連ねている。
- 名誉音楽監督:チョン・ミョンフン
- 首席指揮者:アンドレア・バッティストーニ
- 桂冠指揮者:尾高忠明、大野和士、ダン・エッティンガー
- 特別客演指揮者:ミハイル・プレトニョフ
- アソシエイト・コンダクター:チョン・ミン
近年はアジアや欧州のほか、サウジアラビア共和国やアラブ首長国連邦ドバイなど中東からの招聘によるツアーも実施している。
本記事は公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団の発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



