筑波大学など子育て女性のウェルビーイング白書2026発行 6,334人調査
筑波大学と株式会社つくばウエルネスリサーチは、全国の未就学児を育てる男女6,334人を対象に実施した実態調査の結果をまとめ、「子育て女性のウェルビーイング白書2026」を発行しました。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として、妊婦・子育て女性のウェルビーイング向上を目的に行われたものです。子育て期の女性を取り巻く環境を多角的に捉え、女性に偏る育児負担や心身の不調といった実態を可視化しています。

女性に偏る育児負担と健康課題の実態









2026年9月に実施された今回の調査では、子育て支援制度の整備や男性の育児参画が進む一方で、育児負担が依然として女性に偏っている状況が示されました。その結果、多くの女性が心身の不調を抱えながら、自身の健康を後回しにしている実態が明らかになっています。
白書では、子育て期の女性を取り巻く環境を「地域社会」「家族(男女)」「女性自身」の3つの視点から捉え、女性が抱える負担や課題の可視化を図っています。
家族や地域社会が支える「共育て」の実現に向けて
母親自身の健康や幸せを犠牲にすることで子育てが成り立つ社会ではなく、女性個人の努力に頼らずに家庭・職場・地域社会が共に子育てを担う環境づくりが必要とされています。子育てを母親だけに委ねず、家族や地域社会がともに支える「共育て」の実現に向けたヒントを探る内容となっています。
SIP「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」プログラムディレクターを務める久野 譜也 氏(国立大学法人筑波大学大学院人間総合科学学術院 教授国立大学法人筑波大学スマートウエルネスシティ政策開発研究センター センター長)は、子育て女性の健幸を支えることが本人や家族の未来の選択肢を広げ、地域社会の活力にもつながるとし、白書が子育て女性のウェルビーイングを社会全体の課題として捉え直す契機となることへの期待を示しています。
子育て女性のウェルビーイング調査の概要
今回の白書の基となった調査の詳細は以下の通りです。
- 調査時期:2026年9月4日(金)〜9月10日(木)
- 調査対象:各都道府県の未就学児を持つ20~50代の男女 計6,334人(男性3,104人、女性3,230人)
- 調査方法:インターネット調査
- 調査委託先:楽天インサイト株式会社
※構成比(%)は小数第2位以下を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。
白書の全データは指定のURL(https://bit.ly/hakusyo1029 、PASS: hakusyo)よりダウンロードが可能です。
本記事は筑波大学および株式会社つくばウエルネスリサーチの発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



