泉大津市、留学生約170人が参加する防災訓練を2026年11月5日に開催へ
泉大津市は2026年11月5日(木)、外国人特有の災害課題を踏まえた防災訓練を開催します。市内のファースト・スタディ日本語学校 大阪泉大津校に通う外国人留学生約170人が参加し、命を守るための基本的な行動を学びます。参加者は自らの身を守るだけでなく、周囲を助ける力を養うことも目指します。
地震の初期行動を身につけるシェイクアウト訓練
旅行客や日本での生活期間が浅い外国人は、日本の災害事情に詳しくない傾向があります。過去の災害では、突然の地震に戸惑ったり、避難所の存在を知らないために逃げ遅れたりする事例が課題となっていました。
今回の訓練では、抜き打ちのシェイクアウト訓練を実施します。揺れを感じた際に「低い姿勢を取る」「机の下に隠れる」といった行動を体験型で身につけ、もしもの事態における身の守り方を習得します。
避難所の役割確認や宗教に配慮した災害食の試食



避難所は危険から身を守るだけでなく、情報や物資が集まる拠点としての役割も持っています。過去には避難所の存在を知らずに支援を受けられなかった外国人もいたことから、訓練では日本語学校から避難所までのルートを確認し、避難所の役割を共有します。
また、食糧支援において宗教上の理由から口にできない食材が使われている場合があることを考慮し、イスラームの戒律に対応した災害食の試食を実施します。これにより、安心して口にできる食の見分け方を紹介します。
語学力や発信力を活かして「助ける側」への転換を図る
外国人は言葉の壁による情報収集の課題を抱える一方、多様な言語に対応する行政側の負担も小さくありません。そこで訓練中には、日本語レベルの高い留学生が泉大津市職員の説明を通訳し、ほかの留学生をサポートします。
さらに訓練後には、参加した留学生がSNSを通じて学んだ防災のポイントを発信し、外国人の友人などへ共有します。語学力や発信力といった得意分野を活かすことで、支援を必要とする側にとどまらず、周りを助ける側になることを目指します。
防災訓練の概要
- 日時:2026年11月5日(木)午前10時から午後4時半頃まで
- 第1部 10時から12時(約70人)
- 第2部 13時10分から15時10分(約50人)
- 第3部 14時40分から16時40分(約50人)
※各部、内容は同じです。
- 場所:テクスピア大阪(泉大津市旭町22-45)、泉大津市防災倉庫(泉大津市下条町11-35)
- 参加者:ファースト・スタディ日本語学校 大阪泉大津校(留学生約170名、教員)、泉大津市危機管理課
- 主なプログラム:
- 抜き打ちシェイクアウト訓練
- 日本語学校からの避難ルート確認
- 災害食の試食、防災ベッド・パーティションの組立て体験
- SNSで学んだこと(体験したことを)を発信
本記事は泉大津市の発表をもとに作成しています。
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