Dellows News

ホッとスペース東京の市原市の賃貸住宅が居住サポート住宅に認定

住宅確保と福祉の両輪から生活再建支援を展開する株式会社ホッとスペース東京が千葉県市原市内に保有する賃貸住宅について、改正住宅セーフティネット法に基づく居住安定援助計画の認定を2026年10月2日付で市原市より受けた。これにより同住宅は居住サポート住宅となった。千葉県内で認定された居住サポート住宅3件のうちの1件であり、2026年10月29日時点の国土交通省「居住サポート住宅情報提供システム」によると市原市では唯一の認定住宅となる。

制度の概要と一都三県における認定状況

居住サポート住宅は、2025年10月施行の改正住宅セーフティネット法で創設された制度である。賃貸人が自らまたは居住支援法人等と連携し、入居者への安否確認や見守り、福祉サービスへのつなぎといった居住安定援助を行う賃貸住宅について居住安定援助計画を作成し、市区町村の認定を受ける仕組みとなっている。認定された住宅は国土交通省の「居住サポート住宅情報提供システム」に掲載され、入居を希望する住宅確保要配慮者や支援機関が検索できるようになっている。

制度開始から1年が経過したものの、2026年10月29日時点での認定はまだ少数にとどまる。一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)で認定された居住サポート住宅は合計10計画・43戸で、内訳は東京都3計画・17戸、神奈川県3計画・16戸、千葉県3計画・9戸、埼玉県1計画・1戸である。認定には住宅の面積や設備基準に加え、居住安定援助の内容・頻度・対価の設定や援助を実施する体制の確保など複数の要件があり、一般の賃貸人が単独で取り組むには負担が大きい状況がある。東京都・千葉県指定の居住支援法人である株式会社ホッとスペース東京は、自ら物件を保有・運営する賃貸人でもあるため、支援と賃貸の両方の要件を1社で満たすことができるとしている。

認定を受けた住宅の概要と提供サポート

今回認定を受けた住宅は、千葉県市原市(JR内房線 八幡宿駅 徒歩15分)に所在する鉄筋コンクリート造4階建、1988年築の物件である。認定権者は市原市長で、認定日は2026年10月2日、認定番号は市住第2034号となっている。

間取りと面積は1K・18.31㎡で、家具家電付き、敷金・礼金・共益費0円となっており、入居時には1か月分の生活消耗品と寝具一式が用意される。入居対象は低額所得者・高齢者・障害者・生活困窮者など、法令で定める区分の住宅確保要配慮者となる。

認定計画に基づき、入居者の同意のうえで提供される居住安定援助の内容は以下の通りである。

  • 安否確認:センサー・アプリ等の通信機器により24時間に1回以上行い、電話による確認に頼らず生活を妨げない形で実施
  • 見守り:定期的な見守りにより生活状況の変化を把握
  • 福祉サービスへのつなぎ:必要に応じて自治体の福祉窓口や福祉サービス事業者へ連携
  • 同行支援:病院、公的手続き、その他本人の要望による同行

自社物件での運用検証とパートナー物件への展開

株式会社ホッとスペース東京は2016年12月の設立以来、自社でも物件を保有・運営し、入居後の生活再建支援を行ってきた。今回の物件は、国土交通省の「令和8年度みんなが安心して住まいを提供できる環境整備モデル事業」に採択された同社の取り組みの対象物件でもある。

同社は自社物件で先行して居住サポート住宅の運営を行い、得られた知見を今後の物件に反映していく。また、2026年10月8日には一都三県の不動産オーナーや不動産管理会社を対象とした提携パートナー募集の拡大を発表しており、提携オーナーの物件に対しても認定要件に沿った運用設計や認定後の居住安定援助の実施を担い、居住サポート住宅の認定取得を支援していく方針を示している。

会社概要

  • 会社名:株式会社ホッとスペース東京
  • 所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-28-10 ドルミ第二御苑701
  • 代表者:代表取締役 貝賀裕考
  • 設立:2016年12月28日
  • 事業内容:住宅確保要配慮者の居住支援および生活再建支援、居住サポート住宅の運営、不動産の賃貸・管理・仲介、コンサルティング
  • 宅地建物取引業免許:東京都知事(1)第110211号
  • 居住支援法人指定:東京都知事第41号・千葉県支援法人第0028号
  • URL:https://hotspace-tokyo.com/

本記事は株式会社ホッとスペース東京の発表をもとに作成されています。

アクセスランキング

今日

1週間