大石田町がふるさと納税未来創造AWARD2026交流・にぎわい創出賞にエントリー
一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアムは、2026年11月19日(木)に開催する「ふるさと納税未来創造AWARD2026」において、山形県大石田町が「交流・にぎわい創出賞」にエントリーしたと発表した。
大石田町は治水事業に合わせて川とまちが一体となった空間を創出する「かわまちづくり」に町民とともに取り組んでいる。同町は参加型イベント「水辺で乾杯」をはじめとする、川を活かしたにぎわい創出の事例を発信する。
治水事業と連携した大石田町の「かわまちづくり」
大石田町のエントリー内容は「最上川に乾杯!町民とつくる”かわ”と”まち”の未来」となっている。同町は令和2年7月豪雨で大きな被害を受けた経験から、現在は国・県・町が連携し、横山地区の堤防整備と町のシンボルである大石田大橋の架け替えを進めている。
町はこの治水事業にあわせて「かわまちづくり」に取り組むこととし、令和5年度から町民や小中学生とワークショップを重ね、「最上川でやってみたいこと」を検討してきた。今後は「かわまちづくり計画」の登録に向けて水辺空間の整備を進め、最上川に育まれた自然・歴史・文化を未来へ引き継ぐまちを町民や全国の応援者とともにつくっていくとしている。
参加型イベント「水辺で乾杯」の広がり
アイデアを形にする場として実施されているのが「水辺で乾杯」である。これは七夕の7月7日午後7時7分を合図に、全国各地の水辺で一斉に乾杯する取り組みだ。
令和6年の第1回は大雨の中で約50人が参加した。「おおいしだ夜市」と題した令和7年の第2回には約300人が参加し、満足度は5点満点中4.14の評価を得た。3回目となる令和8年7月には「最上川に乾杯!~かわ遊びとおおはし夜市~」と題し、架け替えを控えた大石田大橋を舞台に夜市やオープンテラス、蔵の一般公開、地震体験などの防災ワークショップを実施。午後7時7分には参加者全員で最上川に乾杯した。この回の来場者は前年の3倍を超える約1,000人となり、満足度も4.21と評価を高めている。
最上川舟運の歴史と地域の特色
山形県のほぼ中央に位置する大石田町は、人口約6,000人のまちである。町の中央を南北に最上川が流れ、かつては「大石田河岸(かし)」と呼ばれる最上川舟運最大の舟着場として栄えた。沿岸には舟運文化をしのばせる白壁を描いた特殊堤防が築かれ、旧家には蔵や江戸時代から伝わるお雛様が残されている。元禄年間には松尾芭蕉が訪れ、その足跡を追って正岡子規や齋藤茂吉らの文人、多くの画家も足を運んだ。
また、冬の豊かな雪解け水と夏の大きな寒暖差を生かし、米やすいか、そばの生産が盛んで、玄そばの生産量は県内トップクラスとなっている。町内には十数軒の手打ちそば屋が軒を連ね、平成13年には「大石田町そばの里」が環境省「かおり風景100選」に選ばれている。
「ふるさと納税未来創造AWARD」は、返礼品ではなく寄附金の使い道に焦点を当てた全国規模の表彰イベントである。2008年に始まったふるさと納税は2024年度に寄附額が1兆円を超える規模に成長した一方、返礼品競争などが社会的な課題となっている。こうした状況を受け、地域課題の解決に真摯に取り組む自治体の事例を共有し、好事例を学び合う機会を提供することを目的としている。
開催概要は以下の通り。
- 名称:ふるさと納税未来創造AWARD2026
- 日時:2026年11月19日(木)12時開始予定
- 会場:ベルサール新宿住友ホール
- 主催:一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアム
プログラムは三部制で実施され、第一部では自治体同士の意見交換会、第二部ではふるさと納税の使い道に焦点を当てた投票形式のAWARD、第三部では自治体と民間企業の交流会が行われる。表彰部門には「子ども・学び推進賞」「地域未来づくり賞」「健康と暮らし支援賞」「交流・にぎわい創出賞」「安心と備えのまちづくり賞」が設けられている。なお、本イベントは招待制のため一般の参加受付は行われていない。

本記事は一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアムの発表をもとに作成。
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