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Cognition、自律型セキュリティ製品Devin Security 2.0を発表

ソフトウェア開発向け自律型AIエージェントを手がけるCognition(本社:米国カリフォルニア州、CEO兼共同創業者:スコット・ウー)は2026年10月26日(米国時間)、セキュリティ製品「Devin Security 2.0」を発表しました。AIソフトウェアエンジニア「Devin」が脆弱性の検出から優先順位付け、修正までをひとつの流れで実行します。あわせて同社は、AIの進化に伴うサイバー攻撃リスクへの対応支援として、総額数億ドル規模のDevinクレジットを企業向けに提供する取り組みも開始しました。

攻撃の高速化と検出結果の滞留に対応

AIの進化により攻撃側が脆弱性を悪用するスピードが上がっており、2026年10月にはPHPとNode.jsの両プロジェクトにおいてWebの広い範囲に影響するリモートコード実行(RCE)の脆弱性が相次いで公表されました。フロンティアモデルを活用した研究者が数時間で複数のアプリケーション向けエクスプロイトを開発した事例も報告されています。

一方で防御側の現場では、ツールによる検出結果が増加してバックログとして滞留する課題が生じており、環境に応じた危険性の見極めと迅速な修正の完了が求められています。Devin Security 2.0は、最先端モデルによるスキャン、環境と脅威モデルに基づく優先順位付け、自律的な修正によるプルリクエスト作成を統合ワークフローとして提供します。

Devin Security 2.0の主な機能

Devin Security 2.0では、Cognitionの技術チームがシステム構成や事業影響をまとめた脅威モデルを作成し、スキャンごとに更新しながら優先順位付けの基盤とします。

スキャン機能では、個別のモデル契約をすることなくClaude Mythosをはじめとするフロンティア サイバーモデルによるディープスキャンが利用可能です。ディープスキャンはZDR(ゼロデータリテンション:データ非保持)で提供され、重要なリポジトリに適しています。なお、ディープスキャンはTeamsプランでは利用できません。リポジトリ全体向けには低コストのスタンダードスキャンも用意されています。

さらに、SnykやWizといった既存のセキュリティツールの検出結果やバグバウンティのレポートを取り込み、重複を除外したうえでフロンティアモデルによって現在のコードに照らして再検証します。

優先順位付けにおいては、元のCVSSスコアを保持したまま、実際の攻撃成立性や組織への被害度合いをもとに判定を行います。判定根拠が記録されるため、FedRAMPやPCI DSSなどのコンプライアンス対応の文書化にも活用可能です。最終判断は人が承認します。

修正フェーズでは、Devinが脆弱性を再現して修正とテストを実施し、プルリクエストを作成します。数千件規模の検出結果を並列処理でき、コードの取り込みは利用者のチームによるレビューを経て行われます。

企業向けクレジットと無料スキャンキャンペーン

Cognitionは新たな脅威環境への対応を支援するため、総額数億ドル規模のDevinクレジットの拠出を行います。

その取り組みの一環として、2026年11月30日までの期間限定で、エンタープライズの顧客を対象にフロンティア サイバーモデルによるディープスキャンを含むスキャンを無料で提供します。新たにDevinを契約する顧客には、検出された脆弱性の修正に利用できる修正用クレジットもあわせて提供されます。

対象となる顧客や適用条件の詳細については問い合わせが必要とされています。また、制限地域(制裁対象国など)に所在する、またはそこからアクセスするユーザーは利用できません。詳細は制限地域に関する案内ページ( https://cognition.com/legal/devin-security-supported-regions )に掲載されています。

Cognition AI Japan 日本法人社長 兼 ゼネラルマネージャー正井拓己は、AIの進化で脆弱性公表から悪用までの時間が短縮している現状に触れ、最先端モデルによる診断から環境に即した優先順位付け、プルリクエスト作成までを同製品が一気通貫で担うと説明したうえで、「Cognitionは今後とも日本企業のセキュリティ強化を支援してまいります」と述べています。

製品やキャンペーンに関する情報は、以下の公式ページで公開されています。

  • 日本語版ブログ:https://devin.ai/ja/blog/devin-security-2
  • 発表ブログ(英語):https://cognition.com/blog/devin-security
  • 技術ブログ(英語):https://devin.ai/blog/devin-security-2
  • 製品ページ:https://devin.ai/security

本記事はCognitionの発表をもとに作成されています。

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