GoodWeとデジタルグリッド、低圧蓄電池とEMSの遠隔出力制御試験で基準適合を確認
東京都中央区に本社を置くGoodWe Japan株式会社は、デジタルグリッド株式会社が提供する低圧蓄電所向けEMSと、GoodWeの低圧系統用蓄電池システム「ESAシリーズ」との遠隔出力制御試験(通称「JET試験」)を実施した。試験の結果、全試験項目において基準を満たしていることが確認された。今回の検証では、JC-STARへの対応方針に沿い、EMSとPCS間の通信にTCP/IPではなくRS485(Modbus RTU)が採用されている。
試験で採用されたシステム構成
今回の検証システムでは、デジタルグリッド製出力制御ユニットとGoodWe製のPCS「GW50K-ET-JP-G10」がRS485(Modbus RTU)で接続された。
上位の模擬スケジュールサーバとはHTTPS/NTPで通信を行い、遠隔からの出力制御指令を受けてPCSを制御する構成となっている。
各機器の仕様と役割

試験で用いられた主要機器の仕様と役割は以下の通り。
- 出力制御ユニット(デジタルグリッド製):HTTPSでスケジュール受信、RS485でPCSを制御・監視
- PCS(GoodWe製):ハイブリッドパワコン、定格出力50 kW、AC 380V
- 蓄電池(GoodWe製):リチウムイオン蓄電池、定格容量102.4 kWh
今後の展開と太陽光併設型への検証方針
GoodWeは、今回の遠隔出力制御試験で確認した接続・制御性能を活かし、デジタルグリッドのEMSとESAシリーズを組み合わせた低圧系統用蓄電所への提案を進めていくとしている。
さらに同社は、低圧系統用蓄電池の展開に加え、太陽光発電と蓄電池を組み合わせた「太陽光併設型蓄電システム」を日本市場における重点領域と位置づけている。太陽光併設型では発電量の変動や電力の利用・売電方針に応じて太陽光発電と蓄電池の充放電を協調させる必要があることから、今回確認されたEMSとESAシリーズ間の接続・制御を基盤として制御要件を整理し、発電と充放電を組み合わせた動作の追加検証を進める予定だ。
GoodWeは太陽光発電用PCSと蓄電システムの双方を手がける強みを活かし、機器単体ではなく発電・蓄電・制御を一体で提案する方針をとる。EMS事業者や施工・販売パートナーと連携し、導入目的に応じたシステム構成の検討から接続・制御の確認まで取り組むことで、太陽光併設型蓄電システムの案件開拓と導入拡大を推進していくとしている。
本記事はGoodWe Japan株式会社の発表をもとに作成されています。
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