40〜50代女性のパート用履歴書作成比率がほぼ半減 Yagishの利用データ分析
2026年10月1日、社会保険の加入要件から「106万円の壁」と呼ばれる月額賃金8.8万円以上という賃金要件が撤廃されました。履歴書作成サービス「yagish(ヤギッシュ)」を運営する株式会社Yagishが利用データを分析したところ、制度変更に先立つ2026年1〜7月において、40〜50代女性がアルバイト・パート用テンプレートで履歴書を作成する比率は、2024年からほぼ半減していたことが分かりました。
調査結果によると、履歴書作成サービス「yagish(ヤギッシュ)」を利用した40代女性のうち、アルバイト・パート目的の比率は2024年の15%から2026年1〜7月には8%へと減少しました。50代女性も同様に、17%から9%へと縮小しています。
一方で、同じ層の転職目的の比率は、40代女性が75%から83%、50代女性が73%から82%へと上昇しました。40代・50代ともに同様の動きを示しており、2025年から変化が加速しています。なお、利用者全体で見ても、アルバイト・パート目的の比率は17.1%から13.3%へと縮小しました。
背景にある最低賃金の上昇と社会保険加入基準の見直し
賃金要件の撤廃後は、週の所定労働時間20時間以上が社会保険加入の実質的な基準となります。キュリズムラボの解説によると、撤廃の背景には最低賃金の上昇があり、週20時間働けばどの都道府県でも月8.8万円を超える水準になっていた状況がありました。
ヒューマンテック経営研究所の公表情報によると、2026年度の最低賃金は全国加重平均1,177円で、10月1日から順次発効しています。「年収を抑えて働く」理由が薄れるなかで、ミドル女性の働き方が正社員やフルタイムへ動き始めている可能性があると考えられています。
医療・介護などの資格保有者を中心に転職へシフト
今回のデータ分析では、40〜50代女性の約半数は現在の年収が300万円未満であり、収入を増やす余地が大きい層であることが示されています。また、現在の勤務先は病院・クリニックが約2割と最も多く、介護・看護などの資格保有者も多数含まれています。
株式会社Yagishの高木氏は、医療・介護の現場で働いてきた40〜50代の女性がパートではなく転職用の履歴書を作成するケースが目立って増えているとし、資格や経験を生かしてより安定した働き方を選ぶ動きと見ている旨を述べています。
調査の概要
- 調査主体:株式会社Yagish
- 対象:履歴書作成サービス「yagish(ヤギッシュ)」で履歴書を作成した利用者
- 期間:2024年1月〜2026年7月(2026年は1〜7月)
- 方法:利用データを個人が特定できない形で統計処理し、各月の利用者を年ごとに合計した構成比で比較
株式会社Yagishについて
東京都渋谷区に拠点を置く株式会社Yagishは、代表取締役社長を金 相集が務め、スマートフォンやPCから履歴書を作成できるオンラインサービス「yagish(ヤギッシュ)」などを展開しています。「yagish」の登録ユーザー数は2026年9月時点で280万人を突破し、累計利用者数は1,600万人に達しています。
- 社名:株式会社Yagish
- 所在地:東京都渋谷区東1丁目12-2 NAGAI.BLDG 3F
- 代表者:代表取締役社長 金 相集
- 設立:2021年9月
- 資本金:9,500万円
- 事業内容:履歴書作成サービス「yagish」、採用ポータルサイト「yagidia」、ダイレクトリクルーティング「yagioffer」の運営
- URL:https://www.yagish.jp/
本記事は株式会社Yagishの発表をもとに作成されています。また、解説および最低賃金に関するデータは、キュリズムラボおよびヒューマンテック経営研究所の公表情報に基づいています。
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