トヨタ、Superb AIのプラットフォームを採用
韓国発のMLOpsスタートアップであるSuperb AIは、日本の自動車大手トヨタ自動車に「Superb Platform」を提供したと発表した。トヨタ自動車は、セグメンテーション用の直感的で使いやすいラベリングツールを求めていたところ、Superb Platformのオールインワン性に魅力を感じ採用に至ったという。
Superb Platformは、データアノテーションを自動化し、効率的なメタデータ生成を可能にする。これによりトヨタ自動車は、データラベリングの作業を大幅に簡素化・容易化できるようになった。さらに、プラットフォームのAI分析機能により、ラベリング後の処理や管理も容易になり、関連コストの最適化も期待できる。
Superb AIは、画像、動画、3D LiDARデータを解釈するコンピュータビジョンAIの開発・管理に必要な各種ソリューションを提供している。AI導入に課題を抱える企業は、データ設計からモデル開発、運用までAI開発の全フェーズをカバーする同社の実用的で包括的なソリューションを活用できる。
同社は韓国、米国、日本の3カ国に法人を設立し、グローバルなリーチを拡大し続けている。特に日本では、トヨタ自動車や新日本製鐵といった大手企業の顧客を獲得し、大きな成長の可能性を示している。
Superb AIはこれまでに、サムスン、LG電子、クアルコム、現代自動車、SKテレコムなど、世界的なハイテク大手を含む100社以上にビジョンAIソリューションを提供してきた。現在までに韓国と米国の投資家から総額約355億ウォンの資金を調達しており、2026年前半のIPOを目指している。