発言者を識別するAI音声認識アプリ「CLOVA Note」で文字起こしが爆速に

様々なシーンで使えるAI音声認識アプリ「CLOVA Note」。発言者を自動で識別してくれる優れもの!

「CLOVA Note」とは?

「CLOVA Note」は、LINEが開発した音声認識アプリです。スマートフォンを使ってアプリを通して録音した音声をテキスト化でき、精度はなかなかのもの。LINEアカウントでログインするだけで、無料で利用できます。大きな特徴は、話者ごとに発言を自動で識別し、色分けして表示できるところ。複数人での会話で「誰が話したか?」を、テキスト上で確認できるのが便利です。

どんなシーンで使える?

会議やセミナー、講義、インタビューなどの内容を逃さずメモできるほか、複数人の会話録音にも対応。ビジネスシーンでの活用はもちろん、日常会話の記録作成などにも役立ちます。また、聞こえにくい場面でのサポートツールとしても活躍しそうです。

「CLOVA Note」のここが凄い!

  • 最大180分の長時間録音に対応
  • 月300分(5時間)まで利用可能
  • 話者の発言を自動で色分け表示
  • 生成されたテキストの編集が可能
  • 単語の検索と登録で認識精度がアップ
  • いろんなファイル形式で保存ができる

使い方を解説

LINEアカウントでログイン

初めてアプリを開くとログイン画面が表示。LINEでのログインを選ぶとLINEアプリが立ち上がり、「許可する」でログインは完了です。


「音声録音」ボタンで録音開始

「停止」ボタンで録音終了

録音を終了したあとは、音声の種類を選択。これによって、音声分析の精度を最適化しているのだと思われます。その後は解析が進み文字起こしが完了。発言者が自動的に識別されます。文字起こしの精度は、時折おかしな単語になるものの、はっきり話せばかなりの精度。一方、人の識別も完璧とは言い難いですが、区分けしてくれるだけでもその後の作業がかなりラクになるのではないでしょうか。

ブラウザ版との共有でさらに便利に

音声データは、録音終了後にクラウドにアップロードされるため、Webブラウザ版と共有することが可能です。仕事用のPCとリンクさせることで、議事録や記事の作成などが捗りますね。

文字起こしされたテキストは、手動で変更できます。間違った言葉は消したり、「え〜っと」など余計な発言は削除したりしてしまいましょう。なお、「参加者1」「参加者2」といったように区分けされた発言者名も、手動で変更が可能。仮に区分けが間違っていても、この段階で直せばいいわけです。ちなみに、例えば「参加者1」を一括で変更したいなら「この区間から」か「全体区間」で、発言者の区分けが間違っているなら「この区間のみ」を選択して名前を変えます。

別のファイルとしてダウンロードも可能

こうして整理した文字起こしデータは、「音声記録ダウンロード」で、WordやExcelなどのファイルとして書き出すこともできます。また、共有リンクを生成して他の人と共有することも可能です。

シンプルかつ便利すぎる「CLOVA Note」

シンプルなインターフェースで簡単に扱え、クラウド連携により多人数での共有ができる。そして何といっても、発言者を識別してくれる機能がかなりいいです! 作業が捗ること間違いなしの「CLOVA Note」。今後さらなるアップデートはあるのか? 期待が膨らみます。

Dellows News編集部 井上

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