IPA、SCS評価制度の★3・★4向け評価ガイド3種と解説書を公開
独立行政法人情報処理推進機構(理事長: 齊藤裕、IPA)は、サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)の「★3・★4 自己評価等ガイド」、「★4 第三者評価ガイド」、「★4 技術検証ガイド」及び「★3・★4 要求事項・評価基準 解説書」を公開した。
これらの資料は、SCS評価制度における★3・★4取得に向けた自己評価や第三者評価に関する手続き等について解説している。また、IPAウェブサイト内のSCS評価制度のページについても、これまでに寄せられた問い合わせ内容などを踏まえ、Q&Aの充実を図るなど記載内容や構成の更新が行われた。
制度の背景とガイド公開のねらい
サプライチェーンを通じたセキュリティインシデントが頻発しており、取引先を含めたセキュリティ対策強化が重要な課題となっている。SCS評価制度は、取引先を含めたセキュリティ対策の強化を促進し、サプライチェーン全体のセキュリティ対策水準の向上を目指す制度として設計されている。
同制度を運営するスキームオーナーであるIPAは、制度開始に向けた準備として、これまでに制度規程類や利用者に求める登録料を公表してきた。今回は登録希望組織や評価機関等に向けて、具体的な実施方法や要求事項・評価基準を満たすための対策を示す資料が公開された。
公開されたガイドおよび解説書の一覧
今回公開された各ガイドおよび解説書の概要と想定読者は以下の通りとなる。
- ★3・★4 自己評価等ガイド
想定読者は★3又は★4の登録希望組織、★3確認責任者等。★3又は★4の登録希望組織が行う取得単位及び適用範囲の決定、同組織が行う自己評価、並びに★3確認責任者等が行う確認に関する手続きを示す。
- ★4 第三者評価ガイド
想定読者は第三者評価を行う評価機関。SCS評価制度において評価機関が行う★4の第三者評価に関する手続きを示す。
- ★4 技術検証ガイド
想定読者は技術検証を行う評価機関及び技術検証事業者、登録希望組織。SCS評価制度において評価機関及び技術検証事業者が行う★4の技術検証に関する手続き、並びに登録希望組織が★4の技術検証に対応する際の留意事項を示す。
- ★3・★4 要求事項・評価基準 解説書
想定読者は★3又は★4の登録希望組織又はSCSセキュリティ専門家。★3・★4要求事項・評価基準に関して、登録希望組織が取得単位や適用範囲の設定、自己評価等を適切に実施できるよう、その考え方や留意点を解説する。
今後のスケジュール
IPAは今後、「★3・★4 登録申請の手引」の公開や制度ロゴマークの制定を予定している。
さらに2026年12月下旬には、評価機関、技術検証事業者及び研修事業者の指定・公表など、制度開始に向けた準備を進めるとしている。
本記事は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の発表をもとに作成。
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