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Lister、非鉄金属資源循環の需要波及マップ公開 関連企業DBの事前登録開始

製造業領域に特化した産業データベースの開発を行う株式会社Listerは、日本政府が重点的に投資を進める「戦略17分野」を対象とした企業データベースシリーズの一環として、「戦略17分野『非鉄金属資源循環』関連企業データベース」の特設サイトを公開しました。

特設サイトでは、非鉄金属の回収・選別・再生と、それらを支える設備・部材・サービスに関わる需要を8領域・32項目に整理した「需要波及マップ」を公開しています。あわせて、全国の関連企業を整理した企業データベースの正式提供に向け、事前登録の受付を開始しました。

国の重点投資分野に着目した背景

日本政府が官民投資を促進する「戦略17分野」のうち、「マテリアル(重要鉱物・部素材)」では、低炭素金属部素材や、製錬・分離精製・解体選別技術などが取り上げられています。株式会社Listerはこれらに関連するテーマとして「非鉄金属資源循環」に着目し、回収・再生を担う企業やその活動を支える企業の調査を進めています。

非鉄金属の資源循環には、回収・製錬・再生材料の供給に加え、原料処理設備、部材、分析、工事・保守など多様な企業が関わります。自社事業との接点を探るには、対象金属や主要企業だけでなく、各工程で必要とされる製品・サービスを把握することが重要とされています。今回の特設サイトは、需要のつながりを確認し、市場調査や協業先の探索、新たな事業機会の検討に活用するために公開されました。

なお、「非鉄金属資源循環」は本商品における独自のテーマ名であり、政府資料を参照した上で、対象範囲と需要分類は株式会社Listerが独自に整理しています。

8領域・32項目に整理された需要波及マップ

調査対象は、アルミ、銅・銅合金、亜鉛・鉛・スズ、蓄電池由来金属、貴金属、磁石由来レアアースです。特設サイトでは、回収・前処理から再生材料の供給までと、それらを支える需要を以下の8領域に整理しています。

  • 回収・前処理(金属資源の回収・集荷、製品解体、剥線、切断など)
  • 選別・評価(混合物からの非鉄金属・合金の選別、選別原料の供給)
  • 金属再生(アルミ、銅・銅合金、亜鉛、鉛、スズの再生、貴金属の回収)
  • 電池循環(電池の安全処理・中間原料化、金属・材料の回収)
  • 磁石循環(磁石の取り出し、希土類の分離、再合金化など)
  • 再利用・循環運営(再生原料からの材料・製品化、回収網や循環の運営)
  • 設備・技術支援(破砕・選別・熱処理設備、分析、環境対策、工事、保守など)
  • 構成部品・部素材(破砕刃、耐火物、ポンプ・ろ材、設備部品、薬剤・消耗材など)

需要波及マップでは需要を選択することで、その機能に関わる設備や部材などのつながりを確認できます。例えば「アルミ再生」から「再溶解・熱処理設備」、「炉用耐火物・部材」へのつながりや、「電池金属・材料回収」から「湿式・電気化学回収設備・プロセス」、「湿式処理用部材、プロセス薬剤・消耗材」への関係などが整理されています。なお、このマップは機能・構成上の関係を示すもので、原料の流れ、個別企業間の発注関係、需要額や投資金額の配分を示すものではないとしています。

提供予定のデータベースと想定される活用場面

正式提供が予定されている「戦略17分野『非鉄金属資源循環』関連企業データベース」は、企業の基本情報に加え、対象金属、具体的な製品・サービス、対応する需要領域、事業上の役割などを整理する内容となっています。回収・再生企業に加え、装置、部材、技術、分析、工事、保守などを提供する企業も調査対象です。

データベースはExcelファイルでの提供が予定されており、全国を対象に企業情報の調査・審査が進められています。想定される活用場面として、以下の点が挙げられています。

  • 業界の全体像把握・市場調査(需要や周辺産業を把握し、重点調査する市場・工程を検討)
  • 提案先・協業先の候補探索(自社の製品・技術が使われる工程を起点に調査)
  • 新規事業・新市場への参入検討(既存技術と非鉄金属資源循環との接点を探索)
  • 金融機関・自治体等による地域企業支援(事業開発支援や企業間連携の検討に活用)

調査は政府の政策資料や企業の公式サイト、製品資料、発表資料などをもとに株式会社Listerが独自に実施しています。一般的な廃棄物処理や金属加工企業を一律に対象とするのではなく具体的な関わりを確認しているほか、本データベースは政府認定の企業一覧や補助金採択企業一覧ではなく、個別企業の将来の受注や売上寄与を予測するものではないとしています。

株式会社Listerの概要

株式会社Listerは、製造業領域に特化した産業データベースの開発を行う企業です。代表取締役の永良慶太氏は東京大学大学院工学系研究科修了後、株式会社キーエンスで測定機開発や画像処理アルゴリズム開発などに従事し、ロボット開発スタートアップを経て独立しました。

  • 会社名:株式会社Lister
  • 代表者:代表取締役 永良 慶太
  • 所在地:東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー8F
  • 事業内容:製造業領域に特化した産業データベースの開発
  • 公式サイト:https://lister.jp/
  • 特設サイトURL:https://lister.jp/nonferrous-demand-map/

本記事は株式会社Listerの発表をもとに作成されています。

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