宮崎電力、空調AI制御MP-1 SYSTEM提供開始 県内初自社調べ
宮崎電力株式会社は、病院などの医療機関をはじめ、自治体の公共施設や民間企業の大型施設における空調設備に特化したAI自動制御サブスクリプションサービス「MP-1 SYSTEM」の提供を開始した。同社によると、2026年10月現在において空調特化型AI自動制御サブスクリプションサービスを提供する宮崎県内に本社を置く企業として県内初となる(自社調べ)。既存の空調設備を活用し、初期投資を抑えながら電気代とCO2排出量の削減を図るとしている。
施設運営における電気代高騰の背景と課題
昨今の燃料費高騰により、24時間365日の稼働が不可欠な病院・医療機関や、自治体が運営する公共施設、大型商業施設において電気代の高騰が深刻な経営・財政課題となっている。特に医療・介護現場では、患者や入居者の体調管理・感染症対策の観点から設定温度を上げて我慢する節電は難しく、空調設備の全面入れ替えには数百万円〜数千万円規模の初期投資や、理事会や議会での長期にわたる予算確保が必要とされていた。
経済産業省 資源エネルギー庁の推計によると、夏の電力ピーク時における施設の用途別電力消費のうち、医療機関で約38%、オフィス・庁舎で約48%、卸・小売業(商業施設)で約47%を占めており、施設全体の約40%〜半数近くの電力を空調設備が消費している。
AIによる自動最適化と独自のゆらぎ制御
「MP-1 SYSTEM」は、最大のコスト要因である既存の空調設備をそのままAI化し、室内環境を悪化させることなく、新たな予算措置ゼロで空調電力30〜50%削減とCO2削減の実現を目指すソリューションとして開発された。ダイキン、三菱電機、パナソニックなど既存の空調メーカーを問わず導入できる。
気象庁の地域別データ(外気温・湿度)と、空調機自体の吸込口温度データをクラウド上でAIが24時間解析し、環境を先読みして必要な分だけ的確に稼働させることで過剰運転や干渉ロスを防ぐ。また、室温に自然なゆらぎを持たせる独自のゆらぎ制御を採用しており、入院患者や医療スタッフ、施設利用者が不快に感じないレベルで体感温度を維持したまま、空調の稼働ロスを最小限に抑えるとしている。
初期費用0円での導入と環境経営への貢献
高額な機器購入や病棟・施設を休止させる大がかりな天井改修工事は不要で、初期費用0円で即座に導入可能としている(特殊な配線作業や通信環境構築が必要な場合を除く)。毎月削減される電気代の範囲内で利用料を相殺できるため、理事会決裁や議会承認といった設備投資の予算確保を待つことなく、単年度の経費の範囲内でスピーディーに導入できる。
また、空調の無駄な電力消費を抑制することは施設のScope2(間接排出)の大幅な削減に直結する。専用ダッシュボードで削減実績をリアルタイムに可視化・データ出力できるため、医療機関や企業のSDGs達成や、自治体の環境目標に向けた証明ツールとして活用できるとしている。
対象となる主な施設と無料個別シミュレーション
サービスの主な対象施設は以下の通りである。
- 医療施設、総合病院、特別養護老人ホーム、介護施設
- 自治体施設(市役所本庁舎、市民会館、体育館、図書館など)
- オフィスビル
- ビジネスホテル、リゾートホテル
- 商業施設、スーパーマーケット
- アミューズメント施設、パチンコ店
同社によると、24時間稼働の病院をはじめ、空調の使用時間が長い施設や複数台の空調を使用する施設、年間2,000万円を超える規模の施設は特に強い効果を発揮するという。実際の削減ポテンシャルは施設の規模や稼働環境により異なるため、MP-1 SYSTEM 特設サイトにおいて、直近1年分の電気料金データをもとに利益とCO2削減効果を精緻に算出する無料個別シミュレーションの受付を行っている。
宮崎電力株式会社の概要
宮崎県宮崎市に本社を置く宮崎電力株式会社は、代表取締役を小野 晋太郎が務め、小売電力事業および再生可能エネルギー事業を手掛けている。

- 会社名:宮崎電力株式会社
- 代表者:代表取締役 小野 晋太郎
- 所在地:〒880-0856 宮崎県宮崎市日ノ出町65-1
- 事業内容:小売電力事業、再生可能エネルギー事業
- 連絡先:0985-78-0902(平日9:00~15:00)
- メール:support@miyazaki-denryoku.co.jp
- 担当窓口:MP-1 SYSTEM チーム 萩野
- MP-1 SYSTEM 特設サイト:https://miyadengroup.jp/service/business-service/mp-1/
本記事は宮崎電力株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



