富山県初のCLTログハウス保育・子育て支援施設が完成、6月7日に披露会開催

株式会社アールシーコアは、富山県富山市上滝に「社会福祉法人大山保育会 幼保連携型認定こども園 上滝保育園」がオーナーとなる、地域交流スペースやリモートワーク設備を兼ね備えたCLTログハウス造の保育・子育て支援施設を竣工した。富山県初となるCLTログハウスの非住宅施設で、2024年6月7日に完成披露会が開催される。

披露会では、「上滝こどものもり」の完成記念式典と地域の方への披露会が同時に行われ、園児による記念式典や稚児行列、施設見学、CLTログハウス技術解説などが予定されている。

当施設は、延床面積471.05㎡の純木造の大型保育園で、厚さ12cm×高さ40cmのCLTヒノキ材(JAS材)を使用。木に包まれた空間は子供の情緒の安定や集中力の向上などに良い影響を与えるとされる。また、地域交流スペースを備え、地域の方同士の交流や園児との交流も生み出す。

国はCLT材の活用に大きな期待を寄せており、ログハウスは一般の木造住宅の約3倍の木材を使用するため、循環型社会の創造に貢献する。当物件の炭素貯蔵量は74t-CO²で、杉の木約83本分の二酸化炭素蓄積量に相当する。

アールシーコアは「CLTを用いたログ材の特許」と「CLTログハウスの商標」を保持しており、木造建築の中で異彩を放つログハウス構法の普及が進むと予測している。