Z世代が選ぶ2024年SNSトレンド
テテマーチ株式会社のZ世代マーケ研究室「lookey(ルーキー)」が、19歳〜23歳のZ世代500名を対象に2024年のSNSトレンドについて5部門に分けてアンケート調査を実施し、その結果を「Z世代SNSトレンドグランプリ2024」としてランキング化した。
インフルエンサー部門では、マルチクリエイターの「こっちのけんと」が1位に輝いた。兄弟で俳優の菅田将暉と菅生新樹を持ち、リリース曲「はいよろこんで」のMV再生回数が1億2000万回、SNS総再生回数が100億回を超える大ブレイクを果たしている。
タレント部門では、7人組女性アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」が1位を獲得。デジタルリリース曲「わたしの一番かわいいところ」のキャッチーなメロディと振付がSNSで話題となり、TikTok総再生回数15億回超え、MV再生回数2300万回超えの人気ぶりだ。
コンテンツ部門1位は、フランス発のアプリ「BeReal.」。通知から2分以内に写真を撮ってシェアするという”盛らない”特徴で、Z世代を中心に大ヒットしている。2位は『マッシュル-MASHLE-』のオープニングテーマ「Bling-Bang-Bang-Born」で、TikTokでの総再生回数は5億回以上に上る。
スポット部門では、東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」が1位。「アナと雪の女王」など3作品の世界観を再現したアトラクションやホテルで話題を集めた。2位は京都府宇治市の「ニンテンドーミュージアム」で、任天堂の歴史的娯楽を最新技術で体験できる展示が注目された。
グルメ部門1位は、ブラジル発祥のスイーツ「アサイーボウル」。豆乳で作ったスムージーにグラノーラなどをトッピングする新感覚の一品だ。2位は、フルーツを氷でコーティングする「氷タンフル」。SNSで実際の調理動画が話題となった。
2024年のZ世代SNSトレンドのキーワードは「ポジティブ」。若者に向けた前向きなメッセージや自己肯定感の高まる歌詞、ありのままの自己表現を支持する動きが目立った一年だった。来年はこのポジティブなイメージがどう進化し、新たなトレンドへとつながっていくのか注目だ。