北海道上川町、ふるさと納税決済アプリ ロケふる導入へ 現地・事前決済に対応
株式会社ロケトクは、北海道上川町においてふるさと納税決済アプリ「ロケふる」の導入が決定したことを発表した。同アプリは、町内の加盟店舗や施設での支払いをふるさと納税で行える仕組みを提供する。滞在中に店頭のQRコードを読み取って支払う現地決済と、旅行前に寄付して宿泊券などをクーポンとして受け取る事前決済の2種類に対応する。
現地決済と事前決済に対応する利用の仕組み
「ロケふる」は、App StoreまたはGoogle Playから無料でダウンロードし、クレジットカード(Visa/Mastercard/JCB/Amex/Diners)を登録することで利用できる。利用対象者は、ふるさと納税の制度上、上川町に住民票のない観光客や出張者、近隣市町村の住民などとなる。
現地決済では、滞在中に飲食店やアクティビティ事業者などの店頭でQRコードをアプリで読み取ることで、決済と上川町への寄付が同時に成立する。ふるさと納税制度における返礼品の基準が寄付額の3割以下と定められているため、例えば3,000円の食事代金を支払う場合、寄付額は1万円となる。事前決済では、来訪前にアプリ上で宿泊などの返礼品を選んで寄付を行い、発行されたクーポンを現地の対象施設で提示・QRコード読み取りを行って利用する。
自治体の方針と連携した導入の背景



上川町は日本最大の山岳自然公園である大雪山国立公園の北麓に位置し、層雲峡温泉や黒岳ロープウェイ、銀河の滝、流星の滝などの観光資源を有する。また、上川大雪酒造の日本酒「神川」をはじめとする食や特産品も揃う。
同町は「感動人口1億人」を掲げて官民共創によるまちづくりを進めている。ロケトクは、旅行者による消費を宿泊施設だけでなく市街地の飲食店、お土産店、観光施設、アクティビティ事業者などの幅広い事業者へ届けるとともに、旅行者と地域とのつながりを継続的な応援や再訪につなげることを目的として今回の導入に至ったとしている。
事業者の負担軽減とまちづくりへの寄付金活用
地域事業者側においては、現地決済の導入にあたり専用端末を設置する必要がなく、店頭のQRコードのみで対応できるため、飲食店や商店、小規模なアクティビティ事業者も参画しやすい環境が整えられている。
アプリを通じて集まった寄付金は、大雪山国立公園を含む自然環境の保全、産業・観光の振興、町民の健康増進と福祉の向上、教育・文化・スポーツ活動の充実など、上川町のまちづくり事業に活用される。
株式会社ロケトク代表取締役の簗田真樹氏は、層雲峡温泉での滞在や町内での食事、地酒「神川」との出会い、大雪山の自然の中での体験を寄付に結びつけることで寄付者には旅の思い出が生まれ、事業者には新しい顧客との出会いが生まれるとし、観光と地域が支え合う持続可能な循環をつくっていくと述べている。


今後の展開とサービス拡大の予定
今後は上川町および地域関係者と連携し、層雲峡温泉エリアや市街地の事業者への参画案内を進める。加盟事業者は順次アプリ上で公開される予定となっている。あわせて旅行前に利用できる宿泊券や、旅行中に利用できる返礼品の拡充を図るとしている。
株式会社ロケトク 概要
- 会社名:株式会社ロケトク
- 所在地:東京都品川区南大井6-26-2 大森ベルポートB館6階
- 設立:2024年2月
- 代表者:代表取締役 簗田真樹
- 事業内容:ふるさと納税アプリの企画・運営、自治体業務の代行、地域活性化事業の企画・運営
- コーポレートサイト:https://locatoku.co.jp/
- ロケふる サービスサイト:https://locafull.jp/

本記事は株式会社ロケトクの発表をもとに作成しました。
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