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化粧水の「ふきとり」ケアがもたらす感性価値を科学的に検証   ふきとるスキンケアは、気持ちの「リセット」から「心を満たす大切な時間」へ

小林製薬、化粧水を浸したコットンによる肌のふきとりがもたらす感性価値を検証

CATEGORY: ビジネス

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:豊田 賀一)は、化粧水を浸したコットンで肌を「ふきとる」行為がもたらす心理的・感性的価値を、単回使用と継続使用の2つの研究から検証しました。ふきとりは一度の使用で「心地よさ」や「リセット感」をもたらすことや、継続により「心を満たす大切な時間」へ変化する可能性、化粧水の総合満足度に寄与する可能性が示唆されました。本研究成果は、2026年9月16日に開催された「第28回日本感性工学会大会」にて発表されています。

一度のふきとりで自律神経活動や心地よさのスコアが上昇

研究1では、ニキビに悩む健常な女子大学生7名を対象に、薬用化粧水を手で塗布する場合とコットンでふきとる場合における心理状態や生理指標の変化を比較しました。

その結果、手塗布と比較して、ふきとりでは自律神経全体の活動量を示す「TP(Total Power)」と、副交感神経活動の指標である「HF(High Frequency)」が上昇する傾向が確認されました。主観評価においても、「清浄感がある」「心地よい」「リセットした感じがする」などの項目で手塗布より高いスコアが示されました。生理学的な変化と主観的な切り替え効果が相まって、ふきとりケアが意識や気持ちを切り替える「心理的なリセットのスイッチ」として作用する可能性が示唆されたとしています。

2週間の継続使用で「心を満たす大切な時間」へ変化

研究2では、25~39歳のニキビに悩む女性107名を、ふきとり群53名と塗布群54名に無作為に割り付け、同一の化粧水を1日2回、2週間継続使用してもらい、体感・感情・化粧水の総合満足度への影響を比較分析しました。

その結果、ふきとり群では継続使用に伴い、「なめらかなふきとり感」という使用実感と「汚れを除去した実感・ニキビ対策への期待」という機能実感が一体化することが確認されました。さらに、「自分を大切にしている・いたわっている」という感情(自己報酬感)が「安心する・満ち足りた」という感情(情緒的充足)へと育まれ、これらが連動することで化粧水の総合満足度へ寄与していることが示唆されました。一方で、手塗布を行う塗布群では体感や感情の一体化はみられず、2週間連用後においても化粧水の総合満足度への有意な寄与は確認されませんでした。

今後の製品開発と学会発表の詳細

同社は、ニキビ対策をコンセプトとして設計した化粧水を浸したコットンで肌をふきとる行為について、機能的価値だけでなくユーザーの気持ちに影響を与える感性価値がある可能性が示されたとし、得られた知見を活かして感性価値まで考えた製品開発を進める方針です。

なお、2026年9月16日~18日に開催された「第28回日本感性工学会大会」での発表内容は以下の通りです。

  • 研究1:「スキンケア行為による心理的リフレッシュ効果」(発表者:今井 柊、宮脇 詩織、八緒 陸心、森下 賀哉、中村 行雄、西岡 満智子[以上、小林製薬株式会社]、坂口 千翔、廣瀬 智士[以上、追手門学院大学])
  • 研究2:「スキンケア化粧水の使用方法による感性価値の変容プロセス」(発表者:宮脇 詩織、室 佳奈子、中村 行雄[以上、小林製薬株式会社])

対象ブランド「オードムーゲ」の製品概要

今回の研究に関連する「オードムーゲ」ブランドの薬用ふきとり化粧水の概要は以下の通りです。

  • 販売名:オードムーゲローション(医薬部外品)
  • 効能効果:肌あれ。あれ性。あせも・ヒビ・ニキビを防ぐ。
  • メーカー希望小売価格(税抜):1,040円(160mL)、2,770円(500mL)
  • ブランドサイト:https://www.kobayashi.co.jp/brand/eaudemuge/
  • 製品サイト:https://www.kobayashi.co.jp/seihin/edm_l/

本記事は小林製薬株式会社の発表をもとに作成しました。

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