万創科技のWi-Fi HaLowモジュールがCEやFCC、UL認証を取得
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州に本社を置くモースマイクロ(Morse Micro PTY. LTD.)は2026年10月16日、万創科技(Vantron Technology, Inc.)のWi-Fi HaLowモジュール「VT-MOB-AH-8108」がCE、FCC、およびULの認証を取得したと発表した。同モジュールにはモースマイクロのMM8108システムオンチップ(SoC)が搭載されており、量産体制が整った。これにより、デバイスメーカーによるWi-Fi HaLow製品の大規模展開に向けた道筋が提供されるとしている。
VT-MOB-AH-8108の仕様と対応分野
万創科技のWi-Fi HaLowモジュール製品群の最新モデルとなるVT-MOB-AH-8108は、通信距離、信頼性、低消費電力が求められる産業用IoT、スマートインフラ、エッジAI対応のセキュリティアプリケーションを対象としている。両社による複数のWi-Fi HaLowモジュールやエンド製品に及ぶパートナーシップの一環となる。
モジュールのサイズは11×10×2.28 mmで、1、2、4、8 MHzのチャネル帯域幅において最大43.3 Mbpsのデータレートをサポートする。WPA3セキュリティを内蔵し、ステーションモードとアクセスポイントモードの双方に対応しているため、デバイスメーカーは単一のセンサーから大規模なネットワークに至るまで導入規模を柔軟に拡張できる。認証取得により、モースマイクロのシリコンを基盤とした量産対応ハードウェアの選択肢が拡充された。
両社が語る認証取得の意義
モースマイクロの共同創業者兼CEOであるマイケル・デニル(Michael De Nil)氏は、北米および欧州での認証が完了したことでデバイスメーカーが製品開発活動を加速できると説明した。
また、万創科技のプロダクトディレクターである張津氏は、VT-MOB-AH-8108の認証取得によってモースマイクロのWi-Fi HaLow技術と自社の組み込み設計やシステム統合の専門知識を組み合わせ、顧客がコネクテッド産業用デバイスやIoTデバイスを市場へ投入できるよう支援できるとしている。
両社の概要
発表を行った各社の概要は以下の通り。
モースマイクロ
- 拠点:シドニーに本社を置き、米国、台湾、中国、インド、日本、英国に海外オフィスを展開
- 事業内容:Wi-Fi HaLowファブレス半導体企業。第一世代MM6108と第二世代MM8108チップなどを通じ、エッジAI接続ソリューションを提供
- Webサイト:https://www.morsemicro.com
万創科技
- 設立:2002年
- 事業内容:組み込み、IoT、エッジコンピューティングのソリューションを提供。インテリジェントエッジハードウェア、通信機器(通信デバイス)、産業用ディスプレイ、BlueSphereクラウドプラットフォームなどを展開し、フォーチュン・グローバル500企業を含む顧客に対応
本記事はMorse Micro PTY. LTD.の発表をもとに作成。
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