Dellows News

ロイロ教育者グループ主催の研修会レポートを公開 福岡と大阪で生成AI活用を模索

株式会社LoiLoは、ロイロノート・スクールを活用する教員のコミュニティ「LEG(ロイロ教育者グループ)」が主催した「教育と生成AI 大研修会2026」の取材レポートを公式noteで公開しました。

同研修会は2026年8月から9月にかけて全国5都市で開催された教員向けのイベントで、株式会社LoiLoが協賛しています。8月2日(日)の福岡会場、8月11日(火・祝)の大阪会場にはそれぞれ約100名の教員が参加し、講演や実践ワークを通じて生成AIを授業や校務にどう生かすかを考えました。

福岡会場:AIと人間の役割分担を考察

福岡会場では2つの基調講演と、九州のロイロ認定ティーチャーによるワークショップが実施されました。

熊本大学大学院教育学研究科 特任教授の前田康裕先生による基調講演では、AIに自分の思考を委ねる「認知的降伏」が取り上げられました。AIに聞いて終わりにせず「本当にそうなのか」「自分はどう考えるのか」と問い直すことの大切さが語られ、ロイロノートのピラミッドチャートで主張・理由・根拠を整理する国語の実践や、AIを使って学んだ中学生の声などの具体例を交えながら、子どもの「考えないスイッチ」を入れない授業づくりが説明されました。

大商学園高等学校 教諭・ICT戦略室 室長の中村天良先生による基調講演では、即座に答えを出す「ファストAI」と、対話を通して考えさせる「スローAI」の使い分けが紹介されました。定型業務や下準備をAIに任せて生まれた時間を授業づくりや生徒と向き合うために使う方針を示したほか、自身の「課題研究」の授業を例に、場面ごとにAIと人の役割を分ける実践や、AIを使う目的を生徒と共有する重要性について話しました。

ワークショップでは、参加者がロイロ認定ティーチャーとともに生成AIと対話しながら、夏休み明けに使う教材や授業案を制作しました。

大阪会場:プロンプトの型と現場での実践事例

大阪会場では、プロンプトの基礎講座やロイロ認定ティーチャーによる事例共有、体験ワークが行われました。

立命館守山中学校・高等学校の國領正博先生は、プロンプトをAIから反応を引き出す「促す」ことばと位置づけ、対話を重ねる重要性を述べました。講座内では「命令書・制約条件・入力文・出力文」の4要素で組み立てる型が解説されたほか、3つの生成AIに同一のプロンプトを入力して応答の違いなどを確かめる実演も行われました。

事例共有では、テーマ別のブースでロイロ認定ティーチャーが登壇しました。生徒の記述をAIで分析して授業を振り返る方法や、学校のルールなどの文書から保護者向けスライドを作成する事例が紹介され、参加者は関心のあるブースで質問を交えながら具体的な使い方を学びました。体験ワークでは、参加者がロイロノートのシンキングツールで業務の課題を整理し、学んだ型に沿ってプロンプトを作成して生成AIの返答を確認しました。

公式noteでのレポート公開と今後の予定

ロイロノート公式noteでは、講演で紹介された授業実践や校務への活用法をまとめたレポート全文が公開されています。

  • 福岡会場レポート:https://note.com/loilonote/n/n243705a25dce
  • 大阪会場レポート:https://note.com/loilonote/n/nc5053f3ad371
  • ロイロノート公式note:https://note.com/loilonote

仙台・東京・名古屋会場のレポートも順次公開される予定です。

ロイロノート・スクール(※)の概要は以下の通りです。

  • 対象:小学校から大学まで、すべての教科で利用可能
  • 機能:協働学習・授業支援プラットフォーム。資料管理、思考ツール、協働編集、自動採点テスト、AIによる高精度なWebフィルタなどを搭載
  • 実績:国内外約14,000校、約300万人に利用されている
  • 公式サイト:https://n.loilo.tv/ja

※ ロイロノートは、株式会社LoiLoの商標です。

本記事は株式会社LoiLoの発表をもとに作成しました。

アクセスランキング

今日

1週間