国立劇場養成所が令和9年度研修生を募集へ 歌舞伎俳優や長唄など3コース
国立劇場養成所は、令和9年度研修生の募集概要を発表しました。対象は第32期歌舞伎俳優研修生、第12期歌舞伎音楽(長唄)研修生、第36期文楽研修生の3コースで、経験不問で募集を行います。日本の伝統芸能を未来へつなげるため、技芸を伝承する人材の育成を目指します。

募集対象の3コースと概要
今回募集される各コースの概要は以下の通りです。応募資格はいずれも中学校卒業(卒業見込みを含む)以上の男子で、原則として年齢23歳以下の方となっており、経験は問われません。
第32期 歌舞伎俳優研修生 歌舞伎特有の演技、立廻り・とんぼ、日本舞踊を中心に、義太夫節、長唄、鳴物等の歌舞伎音楽の初歩を学ぶカリキュラムが組まれています。
- 研修期間:令和9年4月から令和11年3月までの2年間
- 研修場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町)
- 募集期間:令和8年10月1日(木)から令和9年2月1日(月)まで
- 選考日:令和9年2月から3月(予定)

第12期 歌舞伎音楽(長唄)研修生 長唄と三味線、黒御簾音楽の演奏法を学び、歌舞伎音楽の長唄演奏者に必要な技芸や知識を習得します。
- 研修期間:令和9年4月から令和12年3月までの3年間
- 研修場所:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町)
- 募集期間:令和8年10月1日(木)から令和9年2月1日(月)まで
- 選考日:令和9年2月から3月(予定)
第36期 文楽研修生 全員が太夫、三味線、人形の基本を学んだ後に適性審査を経て各専攻に分かれ、専門技術を習得します。
- 研修期間:令和9年4月から令和11年3月までの2年間
- 研修場所:国立文楽劇場(大阪府大阪市中央区日本橋)※文楽東京公演時には東京で研修を行います。
- 募集期間:令和8年10月1日(木)から令和9年1月15日(金)まで
- 選考日:令和9年1月下旬(予定)

国立劇場養成所の特長とサポート体制
国立劇場養成所の研修では受講料が無料となっており、テキストや研修に必要な楽器、小道具類もすべて養成所が用意します。講師陣には各ジャンルの舞台で活躍する一線級の実演家が揃います。
通常の研修に加えて、日本芸術文化振興会主催公演や歌舞伎座など他劇場公演の見学、演目ゆかりの地を訪ねる部外研修、楽屋実習や実際の舞台に出演する舞台実習などが行われます。日頃の成果を披露する「研修発表会」や、最終年次に行われる集大成の「研修修了発表会」も実施されます。
経済的な支援制度として、毎月貸与される伝統芸能伝承奨励費制度(申込は任意、修了後にプロの実演家として一定期間従事した場合は返還免除)が設けられています。また、遠隔地からの研修生向けには有料の宿舎が用意されているほか(審査有)、空室がなく一定の条件を満たす場合には住宅費補助金が給付されます。
応募方法と問い合わせ先
応募には、以下の書類を受付締切日までに持参または郵送(期日必着)で提出する必要があります。
- 受験願書(所定用紙、本人自署のこと)
- エントリーシート(所定用紙、3か月以内に撮影した写真を貼付のこと)
- 作文(所定用紙)
- 同意書(所定用紙、保証人自署のこと)
- 住民票(発行日から3か月以内のもの)
- 健康診断書(発行日から3か月以内のもの。用紙は医療機関・保健所等で使用しているもので可)
- 宿舎貸与希望申請書(所定用紙、希望者のみ)
募集要項や所定用紙は公式ホームページ( https://www.ntj.jac.go.jp/training/trainee.html )からダウンロード可能です。
提出先および問い合わせ先は以下の通りです。
歌舞伎俳優研修・歌舞伎音楽(長唄)研修
- 国立劇場養成所 歌舞伎・大衆芸能研修課
- 住所:〒151-0052 東京都渋谷区代々木神園町3-1 国立オリンピック記念青少年総合センター内 カルチャー棟3階
- TEL:03-3265-7105(直通、10〜18時、土・日・祝日を除く)
- MAIL:kokuritsu-boshu@ntj.jac.go.jp
文楽研修
- 国立劇場養成所 文楽研修課
- 住所:〒542-0073 大阪府大阪市中央区日本橋1丁目12番10号 国立文楽劇場内
- TEL:06-6212-5529(直通、10〜18時、土・日・祝日を除く)
- MAIL:bunraku2021@ntj.jac.go.jp
本記事は独立行政法人日本芸術文化振興会の発表をもとに作成しました。
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