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ロート製薬、メルティクリームリップの継続使用意向と使用感の関連を解明

ロート製薬株式会社は、「メルティクリームリップ」を対象に、継続使用に伴う使用感や製品への期待感の変化、継続使用意向との関連を解析した研究成果を公表した。普段同製品を使用していない人を対象に、繰り返し使いたくなる使用体験の形成過程を検討したもので、2026年9月16日~9月18日に開催された第28回日本感性工学会大会にて発表された。同社は、初回使用時から「好ましさ」が継続意向に関連することに加え、連用後には「心地よさ」も関連することを確認したとしている。

研究の背景と調査概要

化粧品において、保湿などの機能性に加えて塗布時の感触や心地よさといった使い心地は、製品を再び使いたいと感じる気持ちに関わると考えられている。同社はこれまでにも、とろける使い心地を特長とするメルティクリームリップの愛用者を対象に感性評価研究を行い、使用時に満足感・充足感や心地よさが得られる可能性を報告していた。今回は、普段メルティクリームリップを使用していない人がどのような体験を経て継続意向を持つに至るかを明らかにするため、新たな試験が実施された。

試験は20~39歳の女性38名を対象に行われた。特徴的な塗布感触を持つメルティクリームリップと、異なる塗布感触を持つ対照品について、使用する順番を分けてそれぞれ7日間使用してもらい評価を取得した。評価は初回使用時(D1)、3日目(D3)、7日目(D7)に実施され、しっとり感やなじみ感、心地よさなど11項目の「使用感」と、乾燥や皮むけを防げそうかなど8項目の「期待感」について合計得点を算出して解析された。

期待感の高まりと使用感評価の向上

メルティクリームリップでは、初回使用時から使用感と期待感の双方で高い評価を示す対象者が多く、継続使用に伴い両評価がより高い領域へ推移する傾向がみられた。これは対照品とは異なる変化だったという。

また、使用1日目から7日目にかけて期待感が高まった群と低下した群に分け、各使用感評価の変化量をWelchのt検定およびBenjamini-Hochberg法によるFDR補正を用いて比較したところ、期待感が高まった群では「しっとり感」「なじみ感」「ツヤ感」に加え、「心地よさ」「安心感」などの変化量が有意に大きいことが確認された。製品への期待感の高まりが、具体的な使用感にとどまらず総合的な使用体験の変化と関連していることが示されている。

使用期間に伴う「また使いたい」理由の変化

グラフィカルモデリングによる解析の結果、メルティクリームリップでは「好ましさ」が初回使用時、3日目、7日目のいずれにおいても継続使用意向と直接関連していた。さらに、3日目には「なじみ感」、7日目には「心地よさ」との直接的な関連も認められた。

7日目の結果を対照品と比較すると、メルティクリームリップでは「好ましさ」と「心地よさ」が継続使用意向と直接的な正の関連を示したのに対し、対照品では主に「好ましさ」が直接的な正の関連を示した。使い心地の異なる製品では、継続使用後に継続意向と関連する使用感の種類が異なる可能性が示唆されたとしている。

今後の展望と会社概要

同社は今後も、使用初期から継続使用に至る使用体験を時間軸で捉え、使用感や期待感、継続使用意向の変化に関する研究を深める方針を示している。得られた知見を生かし、機能性や初回使用時の良さを追求するとともに、使い続ける中で新たな良さを感じられる製品づくりにつなげていくとしている。

発表企業の概要は以下の通り。

  • 社名:ロート製薬株式会社
  • 本社:大阪市
  • 代表者:社長:瀬木 英俊
  • ビジョン:Connect for Well-being & Longevity

本記事はロート製薬株式会社の発表をもとに作成。

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