新規事業の顧客インタビュー、31回以上黒字化率27.3%―10回以下の約3.2倍【888人調査】|質問例・記録Excel付きガイドを無料公開|イノベーション総研
イノベーション総研、新規事業向けの顧客対話分析レポートと記録Excelを無料公開
CATEGORY: ビジネス
株式会社イノベーション総合研究所は、新規事業の顧客インタビューを準備する担当者に向け、質問例と記録様式を収録した「顧客対話分析レポート・インタビュー記録Excel」を無料公開しました。
同資料は、顧客との対話を通じて得られた回答を、次の質問や企画の修正へどのようにつなげるかを整理するためのものです。同社が実施した調査結果を交えながら、実践的な質問設計や対話の記録手法を提示しています。
顧客との直接対話31回以上で黒字化率27.3%に

株式会社イノベーション総合研究所が実施した大企業の新規事業経験者888人への独自調査によると、ターゲットとなる顧客候補と直接対話した回数と事業の到達状況に差が見られました。黒字化率(黒字化に到達した場合と投資回収の見通しが立った場合を含む)は、顧客との直接対話が10回以下だった層で8.5%、11~30回の層で11.8%でした。
これに対し、31回以上対話した層の黒字化率は27.3%となり、10回以下の層と比較して約3.2倍の水準となっています。同社は、対話の回数を増やすだけでなく、得られた内容をもとに次の質問や既存の事業案の見直しへつなげることが重要であるとしています。
顧客インタビューの質問設計と立場ごとのアプローチ

公開された資料では、インタビュー前に確かめたいことを決め、終了後に分かったことと事業案の修正点を記録する手法を解説しています。たとえば、サービスの利便性だけでなく、顧客が直近で同じ問題に対処した際の手順や費やした時間などを確認することで、現在の負担状況を把握するアプローチが示されています。

また、法人向けサービスにおいては、顧客をひとまとめにせず、以下の通り立場を分けて聞くべき内容を整理することを推奨しています。
- 使う人:いつ困り、今はどう対応しているか。
- 運用する人:導入後にどんな作業が増えるか。
- 費用を出す人:今の方法にどの程度の費用を使い、何を優先しているか。
- 導入を承認する人:社内で何を確認できれば導入へ進めるか。
発言・行動・解釈を分けて管理する記録フォーマット


配布される資料は、全16ページのPDF「顧客対話分析レポート」と、顧客対話ログ・集計シートを備えたExcel形式のファイルで構成されています。
付属のExcelでは、顧客が言ったこと、実際に観察した行動、担当者の解釈、まだ分からないことを分けて残す記入例が用意されています。事実と見込みを切り分けたうえで、次のインタビューに向けた質問づくりや振り返りが行える構成となっています。代表取締役 CEOの長尾 浩平は、対話の回数は確かめた結果の積み重ねであり、一回ごとに次に聞くことと事業案で直すところを決めることで、意味のあるインタビューを重ねられると考えている旨を述べています。
調査および提供資料の概要
調査の概要および無料公開された資料の詳細は以下の通りです。
【調査概要】
- 調査内容:新規事業の取り組み、事業の到達状況、組織・体制など
- 調査期間:2026年4月3日~8日
- 調査主体:株式会社イノベーション総合研究所
- 調査実施機関:株式会社マクロミル
- 調査対象:従業員1,000名以上の企業に勤務し、過去5年以内に新規事業へオーナー、リーダーまたは意思決定者として関与した方
- 有効回答数:888名
- 調査方法:インターネット調査
【公開資料概要】
- 資料:顧客対話分析レポート・インタビュー記録Excel
- 形式:PDF・全16ページ+Excel(顧客対話ログ・集計シート)
- 収録:顧客インタビューの設計、記録、チームでの振り返りに使う分析レポートと記録シート
- 料金:無料
- お申し込み:資料ページのフォームに、会社名・お名前・電話番号・会社用メールアドレスの4項目を入力
本記事は株式会社イノベーション総合研究所の発表をもとに作成されています。
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