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東京電機大学など5大学と企業、MWS Cup挑戦へ研究コミュニティを発足

東京電機大学の社会人向け履修証明プログラム「国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec)」は、複数の大学や企業と連携し、共同で研究コミュニティ「MWS Cup チーム人海戦術」を発足します。

この取り組みは、2026年10月に静岡県浜松市で開催されるサイバー攻撃・マルウェア検体の実践的な解析技術を競うコンテスト「MWS Cup」への挑戦を軸に、学生と社会人が切磋琢磨し合うことを目的としています。参画組織は東京電機大学を含む計5つの大学および民間企業からスタートし、産学連携の体制で運営を開始します。

17年の活動を礎に産学連携コミュニティとして正式発足

前身となる「チーム人海戦術」は2009年に活動を開始し、17年にわたり「MWS Cup」への挑戦を軸とした産学の人材育成活動を続けてきました。今回はこれまでの歩みを礎に、持続的かつ開かれたコミュニティへと発展させるため、東京電機大学CySecによる全面的な協力のもとで正式に発足します。

サイバー攻撃が激甚化するなか、実践的な技術と深い知見を兼ね備えた人材の育成は産学共通の課題とされています。本コミュニティでは、学生の柔軟な発想と社会人の実務経験をフラットに交差させる場として、「MWS Cup 2026」への挑戦にとどまらず、次世代を担うセキュリティ研究者・技術者の知見向上や人材輩出を目指すとしています。東京電機大学はCySecを通じて、活動を中長期的に支援していく方針です。

主な活動内容と運営体制

コミュニティでは、コンテストへの参戦や対策研究のほか、産学での知見共有やネットワーク構築などを進めます。

活動の主な内容は以下の通りです。

  • MWS Cupへの参戦と対策研究(競技を通じた最新の攻撃手法・解析技術の習得)
  • 産学連携の知見共有(学生と実務者の交流による、理論と実践の相互フィードバック)
  • 研究・技術コミュニティの形成(組織や地域の枠を超えた、セキュリティ研究者および技術者間のネットワーク構築)
  • 次世代の育成(コンテスト参加を通じた、若手研究者および技術者の意欲向上とキャリア形成支援)
  • 企業の技術力増進(知識・技術を高めた学生・若手研究者の産業界への輩出・還流)

運営体制には、学術系として神奈川大学(暗号システム研究室 [藤岡淳])、静岡大学(西垣研究室 [西垣正勝]、大木研究室 [大木哲史])、東京情報大学(ネットワーク・セキュリティ研究室 [花田真樹・石田裕貴])、東京電機大学(情報セキュリティ研究室 [寺田真敏])、明治大学(菊池研究室 [菊池浩明])の5大学が名を連ねます。産業系からは、株式会社日立製作所と株式会社日立システムズが参画します。

参画企業による人材育成への期待

参画企業からも、産学連携による実践的な学びの場に対して期待が寄せられています。

株式会社日立製作所 研究開発グループ Digital Innovation R&Dシステムイノベーションセンタ セキュリティ&トラスト研究部の安藤 英里子 部長は、「日立は、本コミュニティでの実践的な活動や学生と社会人の双方向の学びを通じて、安心・安全な社会づくりを担う人財の育成に取り組んでいきます」とコメントしています。

また、株式会社日立システムズ ビジネスイノベーション統括本部 Lumada推進本部 セキュリティイノベーション推進部の原田 直 部長は、学生・研究者・企業技術者が組織の枠を超えて学び合う場であるとし、実務や研究で培った経験や知見を共有して現場の課題に対応できる力を育むことへの期待を示しています。

東京電機大学「CySec」の取り組み

活動を支援する東京電機大学(学長 射場本忠彦)の「国際化サイバーセキュリティ学特別コース(CySec)」は、サイバーセキュリティの専門家育成を目的とした社会人向けの履修証明プログラムです。技術領域に加え、法律・経済・外交・心理・倫理など関連分野の教育を行うことで、経営・運営・折衝・監査などの先導も可能な高度専門家の養成を行っています。

2025年度より新プログラム「CySec Expert」を開設するとともに、「サイバーオフェンスコース」を開講しています。なお、CySecは2025年11月、一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会 セキュリティ部会が主催する「日本セキュリティ大賞」において、「セキュリティ人材育成部門」の大賞を受賞しています。

本記事は東京電機大学の発表をもとに作成しました。

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