UCC上島珈琲が第8回水素閣僚会議でグリーン水素熱源の水素焙煎コーヒーを提供
UCC上島珈琲株式会社は、グリーン水素を熱源として焙煎した水素焙煎コーヒーを、9月10日(木)に開催された第8回水素閣僚会議で提供した。同社による同会議での提供は、前回に引き続き4回目となる。同社を含むUCCグループは、2040年までのカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして水素焙煎の実現を進めている。


第8回水素閣僚会議でのコーヒー提供
経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が共催する第8回水素閣僚会議において、水素焙煎コーヒーの提供が行われた。UCC上島珈琲は、水素の熱源利用やカーボンニュートラルなコーヒー製造への挑戦を通じ、コーヒー産業および世界の食品産業の脱炭素化に貢献できるよう、挑戦と前進を続けていくとしている。
水素焙煎技術の開発経緯と世界初の量産
コーヒー豆の焙煎工程における熱源には一般的に天然ガスが使用されるが、カーボンニュートラルの実現に向けてはCO2排出が課題となっていた。UCCは燃焼時にCO2を排出しない水素火炎に着目し、2022年より研究開発を開始して小型テスト焙煎機での実証研究を重ねてきた。
2025年4月には、レギュラーコーヒー製造の主力工場であるUCC富士工場において、世界で初めて大型水素焙煎機による水素焙煎コーヒーの量産および本格的な販売を開始した。使用する水素は山梨県よりグリーン水素を調達している。なお、大型水素焙煎機での量産開始はUCC調べによるもので、水素熱源に対応する形で焙煎機そのものを独自に設計・開発し、年間キャパシティ3,000トン以上の焙煎機で継続的に生産・販売を行う取り組みと定義されている。
第8回水素閣僚会議の開催内容
経済産業省の公表情報によると、第8回水素閣僚会議では水素関連団体であるHydrogen Councilによる「Global Hydrogen Compass 2026」の発表や、同団体加盟企業であるトヨタ自動車の佐藤副会長による官民連携と水素社会実現に向けた取組の発表が実施された。また、関係国や機関が水素・アンモニアのエネルギー安全保障上の意義や国際的な需要創出の動向を共有し、政策連携や国際協力の可能性を議論したうえで議長サマリーが発出された。会議の場では、水素社会を身近に感じる取り組みとして水素焙煎コーヒーが提供された。
UCCグループの概要
UCCグループは1933年の創業以来、生産国での栽培から原料調達、研究開発、焙煎加工、販売、品質保証、文化、教育までを一貫して手がけている。2025年12月期の売上高は4,710億円で、グローバルに事業を展開している。
- 会社名:UCC上島珈琲株式会社
- 本社:兵庫県神戸市
- 資本金:1億円
- 代表者:社長 芝谷博司
本記事はUCC上島珈琲株式会社および経済産業省の発表情報をもとに作成しました。
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