テンテキャスター、最大2,200kg対応のKappa twinを発売
千葉県市川市に本社を置くテンテキャスター株式会社は、自動車産業や重工業の重量物搬送に向けた高耐荷重双輪キャスター「Kappa twin(カッパツイン)」を発売した。1輪あたり最大2,200kgの耐荷重性能と双輪構造による操作性を兼ね備え、大型AGV(無人搬送車)や搬送台車などの高荷重用途に対応する。これまで同社製品群では十分にカバーできていなかった超重量領域の搬送市場に向けたソリューションとして展開される。
大型AGV普及と高積載化の背景
自動車製造現場では、人手不足への対応や生産効率の向上を目的として、大型AGVや牽引式搬送システムの導入が加速している。ボディ部品やパワートレイン部品、EV関連コンポーネントなどの搬送対象が大型化する中、搬送設備にはこれまで以上の耐荷重性能や走行安定性、安全性が求められるようになった。同製品の投入により、同社は中荷重から超重量用途までの製品ラインアップを強化し、国内の重工業・自動車・航空宇宙市場への提案力向上を図るとしている。
双輪構造による旋回性能と操作性
Kappa twinは双輪構造を採用しており、荷重を左右の車輪へ分散させることで旋回抵抗を低減している。重量物を搭載した状態でもスムーズな方向転換を可能にし、AGVへの負担軽減や軌道の正確な追従を支援する。さらに、一時的に直進性を確保できる方向ロック機能を備えており、長距離搬送にも適している。大型AGVの補助輪や支持輪、AGVに牽引される高荷重台車のキャスターとしての活用が見込まれている。
最大2.2トンの耐荷重と安全性・耐久性
車輪径は100mmから250mmまでのラインアップを展開し、耐荷重は1,200kgから2,200kg(最大2.2トン)に対応する。EVバッテリーや駆動ユニット、大型治具などを扱う現場に適した設計となっている。
作業者の安全面では、旋回と車輪を同時に固定するトータルロック機構を採用したほか、安全靴でも操作しやすい大型キックペダルを備える。足先の巻き込みによる接触事故リスクを軽減するフットプロテクションもオプションで選択できる。
車輪の標準仕様には耐摩耗性に優れた高耐久ウレタンホイールを採用しており、油や切粉が発生する自動車工場や機械加工現場でも安定した性能を維持する。用途に応じてゴム車輪やポリアミド車輪の選択も可能となっている。
想定用途とブランド概要
製品の主な想定用途は以下の通り。
- 自動車部品搬送台車
- EVバッテリー搬送台車
- 航空機部品搬送台車
- 重工業向け工程間物流
- AGV・AMR搭載台車
- 大型治具・ワーク搬送設備
TENTE概要
- ブランド創業:1923年(ドイツ)
- グローバル拠点数:世界に32を超える拠点
- 日本法人設立:2007年(テンテキャスター株式会社)

本記事はテンテキャスター株式会社の発表をもとに作成されています。
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