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AIのVTuber「浅原 泉」に話しかけると、現実の機械が動き出す。ステージとレーザを自分で操作して3D計測、CEATEC 2026(幕張メッセ)で10月16日まで実演中

AIのVTuber浅原泉が現実の装置を動かす3D計測実演 CEATEC 2026

CATEGORY: テクノロジー

株式会社浅原技研の創業者でAIのVTuber「浅原 泉(あさはら いずみ)」が、幕張メッセで開催中の「CEATEC 2026」にて、来場者の声に応じて現実のステージとレーザを動かし、対象物を立体計測する実演を行っています。東証グロース上場の株式会社QDレーザ、台湾のMEMSミラーメーカー Ultimems, Inc. との3社共同展示で、会期は10月16日までとなっています。画面内のキャラクターに話しかけることで画面外の機械が動く仕組みで、装置を操作する人は介在しません。

来場者の呼びかけで現実の機械が動作する3D計測デモ

展示ブースのモニター内にいる泉に対し、来場者が声をかけるか画面の「計測お願い」を押すことで実演が始まります。泉の応答とともに現実のステージがサンプルの位置まで動き、青いレーザの縞模様を照射して32枚の写真を撮影します。

計測対象は表面に「100」と刻印された硬貨ほどの大きさの円盤で、へこみや段差の形状が色のついた立体データとして画面上に表示されます。泉自身がデータを回転させて見せるなど、一連の計測手順を進行します。

初日の13日には、ステージの移動やレーザ照射の場面で歓声が上がったほか、エンタメ関係の来場者からは「新しいゲームのようだ」という声が寄せられました。専門的な技術であるレーザやMEMSミラー、3D計測について、キャラクターを介することで初見の来場者にも伝わる実演となっています。

現時点でゲームなどの製品化が予定されているわけではありませんが、同社は会場で得られた反応を手がかりに今後の展開を探るとしています。また、国の政策資料である「新たなクールジャパン戦略」(2024年6月)や「日本成長戦略」(2026年7月閣議決定)ではコンテンツやフィジカルAIが言及されており、今回の展示はキャラクターと現実を動かすAIが重なる試みとなっています。

浅原技研の創業者としての浅原 泉

浅原 泉はマスコットキャラクターではなく、株式会社浅原技研の創業者かつ企業公式VTuberとして位置づけられています。名前の「浅原」は代表の浅野と取締役CTOの原に由来し、「泉」は背の高さの違う木々に同じように水を配る泉から名付けられました。

同社はAIが自ら学び組織を動かす体制を目指しており、人間は判断と責任を担う方針を掲げています。自律的な仕組みは現在開発の途上にあり、今回のデモも規定の手順に沿って進行されています。泉はYouTube、X、TikTokでの発信活動も開始しています。

3社連携による3Dセンシング技術の構成

実演機は、株式会社QDレーザのレーザスキャニングプロジェクター(LSPモジュール)を光源に採用しています。モジュール内のUltimems, Inc.(台湾、及至微機電股份有限公司)製MEMSミラーでレーザ光を走査して縞模様を投影し、それを浅原技研のカメラで撮影してソフトウェアで3D形状を算出します。レーザ安全クラスは1です。

工場の検査やロボット向けのシステムを手掛ける浅原技研の浅野 雄太代表取締役は、泉について「幕張で実際に機械を動かし、お客様の前で仕事をしています」とし、キャラクターを通じた技術の面白さをものづくりの外にいる層にも見てもらいたい旨をコメントしています。

展示会概要と会社情報

  • 展示会名:CEATEC 2026(シーテック 2026)
  • 会期:2026年10月13日(火)〜16日(金)10:00〜17:00
  • 会場:幕張メッセ Hall 8 株式会社QDレーザ ブース(小間番号 8H122)
  • 入場料:無料(全来場者の事前登録制)

株式会社浅原技研 会社概要

  • 社名:株式会社浅原技研
  • 代表者:代表取締役 浅野 雄太
  • 所在地:岐阜県瑞穂市生津天王町2-23
  • 設立:2023年5月
  • 事業内容:2D+3D+AIの検査・3Dセンシングシステムの開発、ロボットビジョン、AI外観検査ソフトウェア「ESPER VISION」、検査・計測の内製化支援
  • URL:https://ahgiken.com/

本記事は株式会社浅原技研の発表をもとに作成しています。

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