FlashLabs、OrcaRouterで判定特化AIのJev 1.13を提供開始
東京都千代田区に本社を置くFlashLabs株式会社(代表取締役:細井洋一)は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し同社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」において、TypeSafeの判断・評価に特化したAIモデル「Jev 1.13」の提供を2026年9月24日に開始しました。
同モデルは文章を生成するタイプではなく、渡されたデータをあらかじめ決めた質問に照らして判定し、結果を構造化データとして返します。AIエージェントの実行ループ内で頻繁に発生する判断処理を高速かつ低コストで行うことを目的に設計されています。
文章生成を行わず短い判断に特化
実務におけるAIエージェントの運用では、長文の生成よりも「次にどの作業を選ぶか」「結果が条件を満たしているか」「どの担当に回すか」といった短い判断が多く発生します。従来の会話用AIモデルでは不要な文章生成による時間と費用の増加や、出力形式のばらつきが課題となっていました。
「Jev 1.13」はこうした判断処理に特化しており、長く話す代わりに決められた質問に対して決められた形式で結論のみを返します。これにより、判断1回あたりの待ち時間と費用を抑制します。
3種類の質問形式と構造化データの返却
「Jev 1.13」には、判定したいデータと名前を付けた質問のセットを渡して利用します。質問の形式は以下の3種類に対応しています。
- はい/いいえ:条件に当てはまるかどうかを判定する
- 選択肢:あらかじめ用意した選択肢の中から1つを選ぶ(最大255個まで指定可能)
- 点数:決められた段階(2〜10段階)で評価する
各質問には個別の指示や基準を添えることが可能で、1回の呼び出しで全質問の回答がプログラムで扱いやすいJSON形式の構造化データとして返却されます。判定の前提がデータとして残るため、後からの結果検証や同一基準の再適用が可能です。
AIエージェントの内部処理での活用
同モデルは、AIエージェントが次の行動を決定する場面での利用が想定されています。
- 振り分け:問い合わせや作業の割り振り先を決定
- 検証:処理結果が条件を満たしているかの確認
- 分類:決められた区分へのデータの仕分け
- 制御:処理の継続または停止の判定
- 次の一手の決定:複数候補から次に実行する処理の選択
提供条件と料金
「Jev 1.13」の主な提供条件および仕様は以下の通りです。
- 呼び出し口:POST /v1/systemone(OrcaRouter経由)
- 応答形式:分割配信(ストリーミング)なし・1回の応答で構造化データを返却
- 入力上限:約6万5000トークン(データと質問の合計。上限を超えるリクエストはモデル到達前に拒否)
- 応答時間:175ミリ秒(当社計測・2026年9月24日・p50、計測条件により変動)
- 料金:入力100万トークンあたり0.042米ドル(2026年9月25日時点の掲載料金、変更される場合あり)
- モデルページ:https://www.orcarouter.ai/ja/models/typesafe/jev-1.13
※仕組み・質問形式・呼び出し口・入力上限の記述はOrcaRouter公式サイトのモデルページ(2026年9月25日確認)に基づきます。 ※応答時間・料金はOrcaRouterモデルページ掲載の計測値および掲載料金(当社調べ・2026年9月25日時点)に基づきます。
OrcaRouterは、OpenAI互換のAPIを備え、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、DeepSeek、Grok、Qwenなど200以上のLLM・生成AIモデルを単一のゲートウェイから利用できる中継サービスです。
FlashLabs株式会社
- 本社所在地:東京都千代田区一番町10番8号
- 代表取締役:細井洋一
- 設立:2023年7月
- 事業内容:AI応用研究所(Human-AI Hybridで営業・CXの自動化・自律化。OSS音声モデルChromaの開発元)
- URL:https://www.flashlabs.ai/
Continuum AI
- 概要:次の10年の知能システムを支える基盤インフラを開発する研究機関(米国)
- 事業内容:OrcaRouterの開発・提供
- URL:https://www.continuum01.ai/
本記事はFlashLabs株式会社の発表をもとに作成しました。
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