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男性更年期の受診や相談に壁 不調経験者の75.4%が未受診 朝日新聞社など調査

株式会社朝日新聞社(代表取締役社長:角田克)が運営する「朝日新聞Reライフプロジェクト」は、フェムテックカンパニーの「TRULY」と共同で実施した更年期に関する調査結果を発表しました。世界メノポーズデー(10月18日)に先駆けて公開された今回の調査では、主に30代後半から60代ごろまでに不調を経験した人を対象に分析が行われ、男性更年期における「気づき」「相談」「受診」の課題が浮き彫りとなりました。

不調を感じても更年期と認識しにくい男性の実態

30代後半から60代ごろまでに感じた心身の変化や不調について尋ねたところ、何らかの不調を経験した割合は全体で92.4%、女性で94.6%、男性で89.3%に上りました。症状として最も多かったのは男女ともに「疲れやすさ・倦怠(けんたい)感」で、女性61.6%、男性52.2%でした。

一方で、不調を感じた際に更年期と関連づけて考えた人の割合は女性が47.4%だったのに対し、男性は15.9%にとどまり、男女の間で31.5ポイントの差が生じました。男性では「不調を感じた当時は分からなかったが、今は更年期と関連していたかもしれない」という回答が35.4%と女性の24.4%を上回り、「関連があるか分からない」も35.5%を占めるなど、後になって振り返ったり判断がつかなかったりする傾向が示されています。

男性の約半数が相談せず未受診率は75.4%に

変化や不調があった際の相談状況については、「相談していない」が全体で39.3%を占めました。男女別では男性が46.8%となり、女性の34.0%を上回っています。男性の相談相手は「配偶者・パートナー」が42.3%である一方、「友人」は8.8%、「職場の同僚」は4.0%にとどまりました。なお、女性の相談相手では「友人」が31.3%となっています。

医療機関の受診状況では、「受診した」と答えた人は全体の31.8%で、未受診(「受診しようと思わなかった」「受診しようと思ったが受診していない」の合計)は68.2%でした。男性に限ると未受診の割合は75.4%に達しています。未受診の理由としては「受診するほどではないと思った」(67.0%)が最多で、「受診しても解決しないと思った」(29.7%)、「何科を受診すればよいか分からない」(17.4%)が続いています。

不調の長期化や仕事への影響と求められる支援

不調が生活に与える影響について、「仕事上のミス」「集中困難」「欠勤・早退」「休職」のいずれかを経験した人は全体で43.1%、女性で42.8%、男性で43.7%と、性別を問わず4割を超えました。

不調の継続期間は「3年以上」が全体で38.0%(女性39.3%、男性36.1%)、「1~3年程度」が全体で24.1%(女性27.1%、男性19.7%)となり、両方を合わせると1年以上続いた人が全体の6割を超えています。

社会に必要だと思う支援を複数回答で尋ねた項目では、「正しい知識が広がること」が74.0%で最も多く、「相談しやすい場所が増えること」(50.9%)、「医療機関にかかりやすくなること」(33.2%)が続きました。

Reライフプロジェクトの中西知子は、男性も心身の変化に戸惑いや悩みを抱えていることが見えてきたとし、調査が不調を一人で抱え込まずに相談や受診を考えるきっかけになれば幸いであるとしています。

調査概要

  • 調査名:「あなたのからだと心の変化に関するアンケート」
  • 調査対象:Reライフ読者会議メンバー(オンライン実施)
  • 調査期間:2026年7月27日~8月23日
  • 有効回答数:3,308人(女性57.7%、男性41.7%、その他0.6%)
  • 年代別割合:34歳以下=0.9%、35~39歳=1.6%、40~44歳=2.5%、45~49歳=4.8%、50~54歳=11.4%、55~59歳=15.4%、60~64歳=19.2%、65~69歳=17.9%、70~74歳=12.5%、75~79歳=9.3%、80歳以上=4.5%

※本調査は回答者の経験や認識を尋ねたものであり、回答された心身の不調が更年期に起因することを医学的に診断・確認したものではありません。

本記事は株式会社朝日新聞社の発表をもとに作成しています。

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