未来機械などの墨出しロボットSUMIDASが日本ロボット学会実用化技術賞を受賞
香川県高松市に本社を置く株式会社未来機械は、株式会社竹中工務店、株式会社レンタルのニッケンと共同開発した墨出しロボット「SUMIDAS」により、一般社団法人日本ロボット学会の2026年度(第31回)「実用化技術賞」を受賞した。表彰式は2026年9月3日、第44回日本ロボット学会学術講演会の会期中に行われた。

共同開発による墨出しロボット「SUMIDAS」の特徴と役割分担


SUMIDASは、建築施工において部材の取り付け位置などの情報を床面に記す「墨出し」作業を自動で行う自走式のロボットシステムである。3次元レーザ測量機でロボットの位置を計測しながら、CADデータに基づいて床面に墨出しを実施する。
本ロボットは3社による共同開発であり、竹中工務店(代表取締役社長:丁野 成人)が基本特許の発明と試作機の開発・検証を行い、未来機械(代表取締役社長:三宅 徹)が商用機の開発と製造を担当している。また、レンタルのニッケン(社長:齊藤 良幸)は2023年11月から本ロボットのレンタル事業を展開している。
実用化技術賞の概要と受賞者
実用化技術賞は、ロボット技術の研究開発成果が産業分野の自動化推進や社会生活の改善に直接役立てられ、社会への貢献が一層進むことを目的に、日本ロボット学会が優秀な実用化技術を開発した個人やグループへ毎年贈呈している賞である。過去には、エンターテイメントロボットAIBO(2002年)、「きぼう」ロボットアーム軌道上組立技術(2011年)、小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載された小惑星探査ローバ「ミネルバ2」(2019年)などが受賞している。
今回のSUMIDASにおける受賞者は3社計10名で、未来機械からは代表取締役社長の三宅 徹、最高開発責任者(CDO)の三輪 悟、機械設計エンジニアの多田 和弘の3名が含まれる。受賞者一覧は日本ロボット学会のウェブサイト(https://www.rsj.or.jp/info/awards/category/technical_innovations/)で公開されている。
未来機械の代表取締役社長である三宅 徹は、3社の役割分担が一つの製品として結実した結果としての受賞であるとし、「建設現場で使われる機械として実用化に至った本技術が学会から評価されたことを励みに、今後も現場で使われるロボットの社会実装に取り組んでまいります」とコメントしている。
今後の展開と海外市場向け製品
未来機械は、レンタルのニッケンによるSUMIDASのレンタル事業に向けて引き続き機体の製造と供給を担う方針である。さらに、SUMIDASと共通の技術を用いた自社製品の墨出しロボット「HOKUSAI」(同社の登録商標)について、主に海外市場向けに展開を行っている。
株式会社未来機械の概要
- 社名:株式会社未来機械(英文:MiraiKikai, Inc.)
- 所在地:香川県高松市上林町584-1
- 代表者:代表取締役社長 三宅 徹
- 設立:2004年3月24日
- 資本金等:約8億円
- 事業内容:ロボット・メカトロニクス機器の研究開発、製造、販売
- URL:https://miraikikai.jp
本記事は株式会社未来機械の発表をもとに作成されています。
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