学研ビジネスブレインズ、外国人社員向け職場CanDo日本語習得コースを提供へ
株式会社学研ホールディングスのグループ会社である株式会社学研ビジネスブレインズは、外国人社員を対象としたハイブリッド型日本語研修「職場CanDo日本語習得コース」について、2026年10月1日より提供を開始したとしている。同研修は、日本語能力試験(JLPT)などの学習経験を持ちながら職場のコミュニケーションに課題を抱える人材に向け、eラーニングとオンラインレッスンを組み合わせた反転授業形式で展開される。知識のインプットを自習で行い、授業時間をアウトプットに充てることで、職場で使いこなせる日本語力の習得を目指す。
背景にある実務上のコミュニケーション課題
近年、企業における外国人社員の採用が進み、日本語能力試験N2・N3相当の力を持つ人材も増加している。一方で現場では、知識や技術はあるものの日本語で説明しきれない状況や、会議で短い返答にとどまるケース、職場内で限られた表現しか使われないといった声が上がっているという。
こうした課題について同社は、文型や表現を実際のビジネス場面で活用する経験が不足し、「知っている日本語」が実務で活用できていない点が要因であるとみている。また、授業内で文法を学んで練習する従来型の研修では、授業時間の多くが知識理解に割かれ、実践練習の確保が難しい側面もあったとしている。
「職場CanDo日本語習得コース」では、文型や表現の確認を事前にeラーニングで済ませ、講師とのオンラインレッスンでは表現を使う活動に集中する反転授業の形式を採用している。インプットとアウトプットを分けることで、授業時間を実践にあてられるほか、eラーニングによって学習品質のばらつきを抑える設計となっている。
オンラインレッスンでは報告・相談・依頼・提案といった実際のビジネス場面を想定したタスクを行い、講師からの添削やフィードバックを通じて成功体験を重ねる。タスク内容は受講企業の業種や業務に合わせてオーダーメイドでの設計が可能となっている。
カリキュラム全体は24回で構成され、そのうち4分の3にあたる18回がeラーニング、6回がオンラインレッスンとなっている。オンデマンド学習を中心とすることで業務との両立を図りやすくし、受講前後のスピーキングテストによって日本語運用力の変化を確認できる仕組みも備えている。監修は、日本語教育の国家資格を持ち、企業向け教育に携わってきた日本語教師が担当した。
6つのブロックで展開されるカリキュラム
研修はeラーニング3回ごとにオンラインレッスン1回を設ける構成となっており、以下の6ブロックで進められる。
- 第1ブロック:依頼をする/許可を求める/質問する・される → 講師とのオンラインレッスン
- 第2ブロック:アドバイスをする・うける/手順を説明する/予定を説明する → 講師とのオンラインレッスン
- 第3ブロック:スケジュールを調整する/相手の予定を聞く/状況を報告する → 講師とのオンラインレッスン
- 第4ブロック:経緯を報告する/考えていることを伝える/自分の意見を言う → 講師とのオンラインレッスン
- 第5ブロック:写真を描写する/データを読んで伝える/発表を聞いて理解する → 講師とのオンラインレッスン
- 第6ブロック:発表を聞いて理解する(2)/情報を確認する/理解があっているか確認する → 講師とのオンラインレッスン
研修サービスの概要は以下の通りである。
- サービス名:職場CanDo日本語習得コース(ハイブリッド型日本語研修)
- 対象:日本語学習歴があり、業務でのコミュニケーションに課題がある外国人社員
- 受講目安:日本語能力試験N4以上(主な想定:N2・N3相当、事前打ち合わせ等でレベル確認を実施)
- 構成:eラーニング 18回+講師とのオンラインレッスン6回
- 標準受講期間:6か月
- 実施形式:eラーニング+講師とのオンラインレッスン(希望に応じて会場実施の相談も可能・別途見積り)
- 受講料:242,000円/人(税込、申込人数に応じた割引あり)
- 提供開始日:2026年10月1日
- 詳細URL:https://lp.gakken-bb.co.jp/gakken-nihongo-career-school/shokuba-cando-nihongo
提供元である株式会社学研ビジネスブレインズ(学研BB)は、東京都品川区西五反田2丁目11番8号に所在し、代表取締役社長は宮田晃が務める。1995年3月28日に設立され、2026年7月1日に株式会社TOASUより商号変更した。資本金は20,000,000円で、研修サービス事業や外国人就労支援事業などを展開している。

本記事は株式会社学研ビジネスブレインズの発表をもとに作成。
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