ミドリ安全、通気量を約5倍にした産業用ヘルメット「SC-33」を10月13日発売へ
ミドリ安全株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:松村乾作)は、ヘルメット内部に空気の通り道を設ける新内装「wind flow2(ウインドフロー2)」を搭載した産業用ヘルメット「SC-33」シリーズ全164品目を、2026年10月13日(火)より順次発売します。標準価格は6,900円〜16,300円(税別)で、初年度5万個の販売を目指します。建設業や設備工事、製造業など、屋外や高温環境での作業現場に向けた製品です。


通気量約5倍を実現する業界初のエアダクト構造
新内装「wind flow2」は、衝撃を吸収・分散する緩衝ライナー(インナーシェル)に空気の通り道(エアダクト)を設けた構造を採用しています。エアダクトを備えたインナーシェルとしては業界初(※1)となります。左右と後頭部のダクトから風を取り込み、無風に近い状態でも空気を循環させて熱やムレを排出します。
同社の試験によると、2020年発売の現行内装「wind flow」と比較して通気量は約5倍(※3)に向上しました。人頭モデルを用いた測定では、ヘルメット内の不快指数が最大10.8ポイント低減したとしています(※2)。また、同社のファン付き作業着「クールファン」と併用することで、作業着から首元に送られた風を後頭部のダクト経由で帽体内に取り込むことも可能です。
職場における熱中症対策の強化が背景に



開発の背景には、職場環境における暑熱対策の重要性の高まりがあります。厚生労働省の統計によると、2025年の職場における熱中症による死傷者数は1,803人と、統計開始(2005年)以降で最多となりました(※4)。2025年6月には暑熱環境での作業に関する体制整備などが義務づけられたほか、2026年3月の国のガイドラインでは直射日光下での作業に通気性の良い帽子の準備が示されています(※5)。





ヘルメット開発室の丹田氏は、国家検定に合格する衝撃吸収性能を維持しながら風を通す新構造を開発したとし、快適性に加えて内装を洗える構造で衛生面にも配慮したと述べています。
水洗い可能な内装と用途に応じた12機種
新内装はワンタッチで取り外して水洗いが可能で、汗や皮脂の付着による汚れに対応し日常的な手入れをしやすくしています。SC-33専用の内装一式は交換部品(1年交換推奨)としても販売されます。
ラインアップは全12機種・164品目で展開されます。遮熱材を練り込んだ外帽体と二重構造インナーで直射日光による温度上昇を抑える遮熱モデル「SCH-33」シリーズのほか、シールド面付きや通気孔付きなど用途に合わせて選択できます。公益社団法人産業安全技術協会(TIIS)の型式検定に2026年8月に合格しており、飛来・落下物用および墜落時保護用の国家検定基準を満たしています(電気用は通気孔なしタイプのみ対応)。
製品の販売概要は以下の通りです。
- 発売日:2026年10月13日(火)より順次
- 販売目標:初年度5万個
- 標準価格:6,900円〜16,300円(税別)
- サイズ:頭囲52〜63cm
- 販売チャネル:全国のミドリ安全直営店、ミドリ安全.com(法人向け/個人向け通販サイト)、各ECモール
※1 エアダクトを備えたインナーシェルとして。2026年10月時点、国内で販売されている産業用ヘルメットの内装を対象にWeb上の公開情報を調査(当社調べ) ※2 環境温度25℃・湿度50%RH・風速0.2m/s、人頭モデル着用時のヘルメット内不快指数。現行「wind flow」比(当社試験)。使用環境により異なります。背面送風時78.0(現行88.8)、正面76.7(同83.3)、側面86.4(同91.7) ※3 試験装置で各ヘルメットの通気量(空気の流れやすさ)を測定。正面から風速0.2m/sで送風時、1.07L/min(現行「wind flow」0.20L/min)。当社試験 ※4 厚生労働省「2025年 職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)」 ※5 2025年6月1日施行の改正労働安全衛生規則、および厚生労働省「職場における熱中症防止対策のためのガイドライン」(令和8年3月18日付け基発0318第1号)
本記事はミドリ安全株式会社の発表をもとに作成されています。
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