佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家が第43回住まいのリフォームコンクールで優秀賞
佐渡汽船株式会社(新潟県佐渡市、代表取締役: 尾渡英生)が運営する一棟貸切の宿「佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家」が、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの主催する「第43回住まいのリフォームコンクール」で優秀賞を受賞した。全国303件の応募の中から選ばれたもので、2025年度グッドデザイン賞に続く受賞となる。
農村の景観を次世代へつなぐ古民家再生
人口減少が進む佐渡島では空き家率が約28%に達し、全国平均(13.4%)を大きく上回るなど、空き家の増加によって農村の風景が変化しつつある。
こうしたなか「泉の家」は、長年地域を見守ってきた古民家を一棟貸しの宿として再生した施設である。単なる一棟の改修にとどまらず、宿泊施設としての新たな役割を与えて活用し続けることで、農村の景観や建物を次世代へ継承することを目指している。今回のコンクールには、「古民家再生で未来へ向け農村のストック向上を図った『佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家』」という作品名で応募された。
伝統技術の継承と現代の住まい性能を両立
同施設は、母屋だけでなく納屋、土蔵、庭までを一群として残すことで、佐渡の農村の風景と建物の記憶をそのまま引き継いでいる。

建物内部は天井を取り払い、力強い梁や柱を現した天井高5mの大空間を構築した。大工の伝統技術を活かして傷んだ柱や梁を補修し、漆喰壁を練り直して再利用したほか、床暖房や断熱改修を施すことで一年中快適に過ごせる性能を確保している。設計を手がけた株式会社JWA建築・都市設計の渡辺 純 氏は、「幸運にも今回グッドデザイン賞に引き続く賞を受賞できたことは設計者として大変嬉しいです」とコメントしている。
佐渡汽船による「さどまり」プロジェクトの展開
「さどまり」は、佐渡に残る古民家を宿として再生し、島での滞在体験を提供する佐渡汽船株式会社のプロジェクトである。2023年に誕生した第1弾「大和の家」に続き、「泉の家」は第2弾として2025年3月に開業した。冬の閑散期を含めた開業初年度の稼働率は約50%となっている。佐渡汽船株式会社は、今後も古民家の再生・活用を通じて、滞在体験の提供と地域の活性化に取り組むとしている。
なお、1985年度から続く「住まいのリフォームコンクール」の第43回では、全国303件の応募の中から二次審査を経て、国土交通大臣賞をはじめとする上位7賞と優秀賞19点が選出された。
受賞概要および施設概要
受賞の概要は以下の通り。
- 賞:第43回住まいのリフォームコンクール 優秀賞
- 主催:公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
- 設計者:株式会社JWA建築・都市設計
- 施工者:伊藤建設株式会社
- 入賞作品一覧:https://www.refonet.jp/csm/case/contest_43.html
施設の概要は以下の通り。
- 名称:佐渡古民家ステイ さどまり 泉の家(2025年3月開業)
- 所在地:新潟県佐渡市泉甲500
- 定員:1~7名(1日1組限定・一棟貸切)
- 公式HP:https://www.sadokisen.co.jp/sadomari/
本記事は佐渡汽船株式会社の発表をもとに作成。

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