ユハクがRECOREとShopify導入で月額システム費用を66%削減
国産レザーブランド「yuhaku」を展開する株式会社ユハクは、店舗とECで別々に運用していたシステムを「RECORE」と「Shopify」へ集約し、月額システムコストを66%削減した。株式会社RECOREが自社システムの活用事例として発表した。同社は従来かかっていた約60万円の月額費用を約20万円へと圧縮し、在庫や顧客情報の一元管理を進めている。
なお、削減率66%および費用は、公開導入事例に記載された同社のシステム構成変更前後の月額システムコストに基づくもので、RECORE単体の利用料金を示すものではないとしている。

複数システムの並行運用による課題と基盤統合の背景
職人が手染めする革製品を扱うyuhakuは、銀座本店・横浜ファクトリー店・大阪心斎橋店の直営3店舗と自社ECを運営している。従来はPOS、ECカート、OMS(受注管理)、会員管理、BIツールを別々のサービスで運用しており、店舗POSとECカートが連携されていなかった。そのため、店舗とECで顧客が別々に管理され、購買履歴を横断した把握や一貫したサービス設計が難しい状況にあった。
また、在庫情報がリアルタイムで連動せず、実店舗に商品があるにもかかわらずECでは欠品と表示されるケースが生じるなど、販売機会を活かしきれていなかった。各システムをつなぐ連携ツールも含めた月額システム費用は約60万円に達し、システムごとに担当者が異なるためトラブル発生時の原因特定に時間を要していた。
こうした課題に対し同社は、基幹システム、POS、店舗とECを横断する管理、会員連携、受注管理をRECOREに集約し、ECカートをShopifyへ移行した。商品マスタと顧客情報の名寄せを行い、重複していた情報を整理・統一することで、誰がどのチャネルで何を購入したかをリアルタイムに把握できる体制を整えた。

システムの集約により、月額システムコストは約60万円から約20万円へと減少し、66%の削減を実現した。機能の削減にとどまらず、店舗・ECの情報統合や接客に必要な機能を整えながら見直しが行われた。

店舗運営においては、スタッフの習熟負担を抑えるためRECOREの標準画面をベースに販売画面をカスタマイズした。商品写真付きの一覧から商品を選択してカートに追加できるほか、自店舗だけでなく他店舗の在庫数も確認できる仕様としている。画面上では「来店のきっかけ」や「興味のあるカテゴリ」といったアンケート情報を入力できる仕組みも整えられた。この販売画面の構成やアンケート入力には、yuhakuの運用に合わせたカスタマイズが含まれる。
ECサイト側では、Shopifyの商品ページに「店舗在庫を確認」ボタンを実装し、利用者が銀座・横浜・大阪の直営店ごとの在庫数を確認して来店を検討できるようにした。さらに、品番・色・サイズ・素材・シリーズなどの属性をRECOREの商品マスタに集約し、ECの商品タイトルや商品説明文をテンプレートで自動生成する設定を導入した。これにより出品準備を効率化し、Shopifyに加えて楽天市場・Yahoo!ショッピング・メルカリShopsなどへの出品に対応する準備も整えている。

今後の展開と循環モデルの構想

yuhakuでは今後、ECで注文した商品を実店舗で受け取るBOPIS(店舗受け取り)の本格運用や受け取り体験の最適化、ECモールへの販売チャネル拡大を予定している。また、長期在庫やB品のリユース販売、下取りプログラムの導入も検討しており、新品販売から下取り、リユースまでを同一基盤で扱う循環モデルの構築を目指す方針である。
データ活用の面では、AI分析機能を備えた「RECORE BI」(開発中)の導入を検討し、専用の経営ダッシュボードを構築する構想も掲げている。これらは今後の予定や検討事項であり、すべてが運用済みの機能ではないとしている。
RECOREについて
RECOREは、株式会社RECOREが提供する小売・リユース事業者向けのクラウド基幹システムである。店舗のPOS、在庫管理、EC運営、顧客管理などを集約し、導入企業は500社以上、導入店舗は全国1,800店舗以上となっている。
提供企業の概要は以下の通り。

- 会社名:株式会社RECORE
- 代表者:代表取締役 佐藤秀平
- 所在地:大阪府吹田市江坂町1丁目13番41号 江坂NKビル5F
- 設立:2016年10月
- 事業内容:小売・リユース向け基幹システムの開発・提供、EC運営支援、物流・コンサルティングなど
- コーポレートサイト:https://recore-corp.jp/
- サービスサイト:https://recore-pos.com/

本記事は株式会社RECOREの発表をもとに作成されています。
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