鹿島アントラーズとSCOがパートナー契約、オーラルケア推進へ

株式会社鹿島アントラーズFCは、株式会社SCOグループとの2025シーズンからのオフィシャルパートナー契約締結を発表した。契約締結に伴い、両社は口腔内健康の増進に貢献する「オーラルケアプロジェクト」を推進していく。

このプロジェクトでは、予防歯科の観点から、歯の定期的な検診(メインテナンス)の普及やホームタウンの子どもたちに向けた教育支援活動などを行う。具体的には、ホームタウン小学生向けの歯磨き指導や、むし歯本数を減らすための取り組みを実施する予定だ。また、6月上旬の「歯と口の健康週間」には、小学校と協力して特別授業を行い、予防歯科に向けた意識向上に努める。

さらに、茨城県内など複数エリアにおいて、「鹿島アントラーズオーラルケアクリニック(仮称)」の開設に向けた準備を進める。同クリニックでは、口腔内の健康維持を目的とした歯科衛生士が主役となり、地域の専門医と連携して専門的な治療を行うチーム医療を提供する。また、SCOグループの「Pay Light」サービスを導入した受付のないクリニックを目指す。

加えて、クラブ公認のオーラルケアドクターを配置し、トップチームの選手たちが定期的なオーラルチェックを受けられる体制を整える。今後は、選手を「オーラルケアアンバサダー」に任命し、SNSや各種イベントなどを通じて、歯科メインテナンスの大切さについて発信していく。

中長期的な施策として、アントラーズスポーツクリニックと連携し、「医科×歯科の共同研究」に向けた取り組みのサポートも行う予定だ。

SCOグループの代表取締役社長である玉井雄介氏は、「このプロジェクトを通じて、鹿島アントラーズのトップアスリートである選手の皆様、そして応援してくださるサポーターの皆様や地域の皆様の健康増進を全力でサポートしてまいります」とコメントしている。

一方、鹿島アントラーズ・エフ・シーの代表取締役社長である小泉文明氏は、「両社にて協働し『オーラルケアプロジェクト』を推進することで、地域の方々や子どもたちの口腔健康の増進に鹿島アントラーズとしても力になれるように、SCOグループ様とその実現に向けた歩みを進めてまいりたいと思います」と述べている。

このプロジェクトを通じて、スポーツの持つ力を活用しながら、予防歯科の観点から地域住民の健康増進に寄与することが期待される。

valvix

アクセスランキング

今日

1週間