ダイセルの機能性食品素材アストロホップ、筋肉量維持に関する論文が学術誌に掲載
株式会社ダイセルは、機能性食品素材「アストロホップ®」を用いたヒト臨床試験の研究成果をまとめた論文が、査読付き学術誌「診療と新薬第63号第9号(in press)」に掲載されたことを明らかにしました。本研究では、中高年男女を対象に同素材の継続摂取と自重トレーニングを組み合わせ、筋肉量維持や向上に対する有効性を検証しています。同社は得られた科学的知見をもとに、機能性表示食品への活用を見据えた取り組みなどを進める方針です。
今回の臨床試験では、中高年の男女を対象に、アストロホップ®の継続摂取と自重による筋力トレーニングを組み合わせた効果が検証されました。
ベースラインから12週間後までの変化率を測定したところ、プラセボ群と比較して四肢筋肉量および骨格筋量指数が有意に増加したほか、炎症性サイトカイン(IL-6)の有意な抑制が認められました。同社は、今回有用性を示すエビデンスが新たに蓄積されたことを受け、機能性表示食品への活用を視野に入れた取り組みを進めるとともに、中高年の筋肉の健康維持に向けた価値提案を行っていくとしています。
開発の背景とアストロホップ®の特長
超高齢社会を迎えた日本において、平均寿命と健康寿命の間には約10年の差(出典:令和8年版高齢者白書)があり、この差の縮小が課題とされています。また、加齢に伴い筋肉量が低下するサルコペニアは転倒や骨折のリスクを高める要因となるため、筋肉の健康維持への取り組みが求められています。

アストロホップ®は、ホップ由来のポリフェノール「キサントフモール」の腸内代謝物である8-プレニルナリンゲニン(8PN)を含有する機能性食品素材です。これまでの研究により、8PNには加齢に伴う筋萎縮の抑制や筋量の回復を促進する効果が期待されています。少量で機能性を発揮することから、サプリメントだけでなく飲料や食品など多様な形態へ配合でき、幅広い製品での活用が見込まれています。
食品開発展2026で最新エビデンスを発表予定
同社は、2026年10月14日から16日にかけて東京ビッグサイトで開催される「食品開発展2026」において、アストロホップ®に関する最新エビデンスとして本論文の内容を発表する予定です。
出展およびプレゼンテーションの概要は以下の通りです。
- 展示会名:食品開発展2026
- 開催日:2026年10月14日(水)~16日(金)
- 会場:東京ビッグサイト西1・2・4ホール&アトリウム
- 出展ブース:2-106
- 出展社プレゼンテーション演題:タンパク高騰の救世主、「8PN」のご紹介
- プレゼンテーション日時:10月15日(木)15:00~15:20(PJ会場)、10月16日(金)15:00~15:20(PJ会場)
本記事は株式会社ダイセルの発表および内閣府「令和8年版高齢者白書」(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2026/zenbun/08pdf_index.html)をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



