シンガポール航空とエア インディア、予約選択肢拡大と会員特典強化へ
シンガポール航空とエア インディアは2026年10月7日、商業協力に関する枠組み合意書に基づく第一段階の取り組みを開始すると発表した。2026年10月15日より、シンガポールとインドの8都市を結ぶ週126便を対象に、両社の予約チャネルでフライトの選択肢を拡充する。さらに、2027年第2四半期からはマイレージ会員向けの相互特典を強化する予定だ。
これまで、シンガポール航空を通じて予約する対象のエア インディア運航コードシェア便にはシンガポール航空の運航便が含まれている必要があり、エア インディアを通じて予約する場合も自社運航便を含める必要があった。
2026年10月15日以降はこの要件が撤廃される。両航空会社のウェブサイト、モバイルアプリ、および指定旅行会社を通じて、いずれかの航空会社が運航するインド・シンガポール間の対象便を単独で予約できるようになる。
対象となるのは、シンガポールとインドの8都市(アーメダバード、ベンガルール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、コチ、コルカタ、ムンバイ)を結ぶ週126便である。
両社は2026年4月に対象となる予約クラスの拡大および全キャビンクラスにおける積算率の改定を行い、マイル相互積算特典を強化していた。
2027年第2四半期からは、既存のスターアライアンス特典に加え、対象路線においてシンガポール航空の「クリスフライヤー」およびエア インディアの「マハラジャ・クラブ」会員向けの相互特典がさらに強化される。
クリスフライヤーPPSクラブおよびマハラジャ・クラブ・プラチナ会員には、優先チェックインや優先搭乗の特典が提供される。また、クリスフライヤー・エリートシルバーおよびマハラジャ・クラブ・シルバー会員にも、対象路線での受託手荷物許容量の追加や優先搭乗の特典が用意される。
現在、シンガポール航空とエア インディアは、27の国・地域にまたがる77都市を対象とする包括的なコードシェア提携を行っている。シンガポール、デリー、ムンバイの各ハブ空港を通じて、アジア、ヨーロッパ、北米、オーストラリアをはじめとする世界各地へのネットワークを展開している。
今後は乗り継ぎ利便性を高める運航スケジュールの改善や法人向けオファーの強化、旅行体験をスムーズにするための追加施策などを進めるとしている。
シンガポール航空のリー・リクシンCCOは、今回のパートナーシップが両国間の渡航需要に応え、さらなる選択肢と利便性をもたらす重要な第一歩であると説明した。エア インディアのニプン・アガーワルCCOも、両社の強みを活かして一貫した旅行体験と新たな価値を提供していく姿勢を示している。
シンガポール(CEO:ゴー・チュン・ポン)に拠点を置くシンガポール航空の概要は以下の通り。
- 前身:マラヤンエアウェイズ・リミテッド(1947年設立)
- 沿革:マレーシアエアウェイズ・リミテッド、マレーシア・シンガポール航空(MSA)を経て、1972年にシンガポール航空とマレーシア航空に分離
- 運航規模の推移:当初の10機・18か国22都市から世界的な規模へ成長
- ブランドの柱:Service Excellence、Product Leadership、Network Connectivity
- 主な実績:2026年9月にスカイトラックスの「ワールド・エアライン・アワード」で通算6度目の「ワールド・ベスト・エアライン」を受賞。同年、米フォーチュン誌の「世界で最も賞賛される企業50社」において航空業界第1位(アジア企業として2社のみ選出、シンガポール拠点企業としては唯一)に選出
- 公式ウェブサイト:singaporeair.com
本記事はシンガポール航空の発表をもとに作成されています。
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